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【太陽光発電と蓄電池選びの基礎知識】よく使うkWとkWhの違いとは?

 

 

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今回は、太陽光発電や蓄電池の導入を検討している方に向けて、太陽光発電と蓄電池でよく使う単位の「kW」と「kWh」について解説いたします!

 

「kW」と「kWh」は電気を扱うときに使う単位ですが、私たちが日常的に触れるのは電気代を算出するもととなる電気使用量です。最近は電気代が異常に値上がりしていて、一か月にどれくらい電気を使ったか確認する機会が多くなっている方も多いと思います。気使用量は「kWh」という単位で表しますが、太陽光発電や蓄電池の導入を検討するときは、「kWh」だけでなく「kW」も頻繁に出てきます。ですので、これらの導入を検討している方は、まずは「kW」と「kWh」の違いを理解するといいです。

 

今回は、「kW」と「kWh」の違いについてできるだけ簡単に説明して、太陽光発電と蓄電池の分野で、どんな場面・何を表すときに使うのか解説いたします。現在、太陽光発電や蓄電池を検討中の方はぜひ参考にしてみてください!

 

 

 

 

 

電化製品のkWとkWh

 

まず、電化製品の場合、「kW」は消費電力、「kWh」は消費電力量を表します。「kW」は、単位時間あたりに消費される電力エネルギーのことで、簡単にいうと「その瞬間に使っている消費電力値」です。電化製品によって消費電力値は違いますので、使っている電化製品の種類や数が変わると、そのとき、そのときで変化していきます。

 

一方、「kWh」は「kW」に時間hをかけたもので、「消費した電力の量」です。消費電力1kWの電化製品を2時間使うと、1kW×2時間で2kWhとなります。

 

 

 

 

「kW」と「kWh」は、よく水に置き換えて、蛇口とバケツに例えられます。蛇口の直径の大きさが消費電力kWで、直径の大きさが大きければ一度に出る水の量も多くなるように、消費電力も大きくなります。電化製品によって、蛇口の直径の大きさが変わります。それらの蛇口から出て、バケツに貯まった水の量が消費電力量kWhです。直径の大きい蛇口で長い時間水を出せば、バケツに貯まる水の量も多くなります。同じように、消費電力の大きい電化製品を長い時間使えば、消費電力量も多くなります。

 

 

 

 

太陽光発電と蓄電池におけるkWとkWh

 

次に、太陽光発電と蓄電池の分野で、どんな場面で何を表すときに使うのか解説いたします。

 

太陽光発電や蓄電池のシステム構成を考えるときは「kW」を、発電シミュレーションや経済シミュレーションなどのシミュレーション、経済効果を考えるときは「kWh」を使います。この使い分けを把握するだけでも話を理解するがスムーズになります。

 

 

 

 

まず太陽光発電で使う「kW」と「kWh」をみていきます。「パネル容量」とは、設置するパネルの公称最大出力のことで、長州産業「CS-340B81」は1枚の公称最大出力が340Wで、これを10枚設置すると、340W×10枚で3.4kWのパネル容量となります。単位は「kW」で、発電する公称の最大発電出力です。実際にはどんなに発電条件が良くても公称最大出力の7,8割程度しか発電出力しないことも覚えておくといいでしょう。

 

 

 

 

「パワコン出力」はパワコンから出る最大出力のことで、先ほど説明した蛇口の直径に例えるとわかりやすいです。4kW出力のパワコンを導入していて、太陽光パネルで4kW以下の発電出力となっていれば、太陽光パネルで発電した電力を変換ロスはあるものの、そのまま出力します。

 

 

 

しかし、太陽光パネルの発電出力がパワコンの出力4kWよりも大きい5kW、6kWなどの発電をしていると、太陽光パネルで発電した電力をすべて出力することはできず、最大でもパワコン出力の4kWしか出力することができません。

 

 

 

 

「太陽光発電システム出力」は、太陽光発電システム全体の出力で、今話した太陽光パネルの出力とパワコン出力の関係から、この2つの出力のうち小さい方をとります。3.4kWの容量のパネル、4kWのパワコンを導入した場合は、太陽光発電システムの出力は3.4kW、6kWの容量の太陽光パネル、4kWのパワコンを導入した場合は、太陽光発電システムの出力は4kWとなります。

 

「自家消費電力」と「余剰電力」は、太陽光発電の発電出力のうち、そのときにおうちで消費している消費電力と、使い切れていない余った電力をいいます。余剰電力は、売電したり、蓄電池充電したりします。

 

「発電量」、「自家消費量」、「余剰電力量」、「売電量」は、電力量のこというので、1時間や1日や1ヶ月にどれくらい発電したか、おうちで自家消費できたか、売電できたかを確認するものです。このような太陽光発電システムのシミュレーション資料は、1ヶ月あたりの発電量、どれくらい発電する量が見込めるかを表しています。

 

 

 

 

蓄電池では、太陽光発電に加えて蓄電容量を表す「kWh」を使います。また、蓄電池の充電するときの「充電入力電力」や、蓄電池から放電するときの「放電出力電力」もあります。

 

容量10kWh、最大充電入力電力5kWの蓄電池が残量0%だった場合、満充電にするには2時間かかります。また、この蓄電池の最大放電出力電力が2kWで満充電だった場合、おうちで消費電力3kWの状態になると、蓄電池だけで賄うことができず、1kW分を買電する必要があります。

 

 

 

まとめ

 

今回は、太陽光発電や蓄電池の導入を検討している方に向けて、太陽光発電と蓄電池でよく使う単位の「kW」と「kWh」について解説しました。水に置き換えて、蛇口の直径の大きさとバケツに貯まった水の量に例えるとわかりやすいです。

 

太陽光発電や蓄電池のシステム構成を考えるときは「kW」を、発電シミュレーションや経済シミュレーションなどのシミュレーション、経済効果を考えるときは「kWh」を使います。

 

太陽光発電や蓄電池を導入する際は、「kW」と「kWh」について理解することも大事ですが、アフターフォローを重視する意味でも、自分が理解できなかったり、あやふやだったりすることを丁寧に説明してくれる担当者を見つけることも重要です。相見積もりする際は、わからないことは素直にどんどん質問してみてください!

 

 

 

 

太陽光発電や蓄電池選びでこんなことに悩んでるという方は、質問や見積を受け付けているので気軽に連絡ください。

 

 

 

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