ブログ・YouTubeBlog & Youtube

ブログ・YouTube Blog & Youtube
YouTube

蓄電池

【業界初クレイ型家庭用蓄電池】京セラ・エネレッツァを徹底解説

 

↑↑画像クリックで動画再生

 

 

今回は京セラから出ている、長寿命、高安全性、低コストが特長のクレイ型リチウムイオン蓄電池「エネレッツァ」を紹介します!

 

 

 

 

 

家庭用蓄電池は、停電時に使える部屋の数や電化製品の種類から、特定負荷対応型と全負荷対応型に、パワーコンディショナの種類からハイブリッド型と単機能型に、大きく4つのグループに分けることができます。その中でも京セラのエネレッツァは、特定負荷対応の単機能タイプの蓄電池で、トランスユニットと全負荷分電盤を追加することで、全負荷対応の単機能タイプの蓄電池にすることができます。

 

 

 

 

市場にある家庭用蓄電池をみると、単機能タイプのほとんどが特定負荷対応で、全負荷対応の単機能タイプの蓄電池は、NF回路設計ブロックがつくっている、伊藤忠商事のスマートスターLやDMMのDMM.make smart、ネクストエナジーのiedenchiと、2021年から発売開始されたニチコンのESS-U4M1、U4X1だけでした。ニチコンの場合は太陽光発電のパワコンの型式によっては接続できないこともあり、選択肢がほとんどなかったんです。

 

 

今回は京セラ「エネレッツァ」の特長と仕様について順番に説明します!現在、家庭用蓄電池の設置を検討中の方は、ぜひ最後までご視聴ください!

 

 

 

クレイ型リチウムイオン

 

まず「エネレッツァ」の最大の特長は、「クレイ型」のリチウムイオン蓄電池であるところです。クレイ、つまり粘土状の電極で、従来の液状の電極よりも長寿命となっています。また、正極と負極をセパレータによって完全に分離させた「ユニットセル構造」となっているため、メーカーが実施した試験においても発煙や発火などは認められず、高い安全性能を確保しています。

 

 

 

グッドデザイン賞受賞

 

エネレッツアの見た目も非常にきれいで、グッドデザイン賞を受賞した、パワコン、蓄電ユニット、モニターと統一感のあるデザインです。5kWhの蓄電ユニットを、10kWhの場合は2台、15kWhの場合は3台設置することとなります。サイズは横幅と高さが約50cm、奥行きが30cmと非常にコンパクトです。屋外にはそのほかに、同じサイズのパワコンを設置します。全負荷対応にする場合はトランスユニットも設置します。

 

 

 

仕様と基本性能

 

基本的な仕様と性能を見ていきます。蓄電池の種類としては、太陽光発電用のパワコンと蓄電池用のパワコンが分かれている単機能タイプです。まだFIT期間中で、太陽光発電用のパワコンが交換時期でなかったり、太陽光発電用と蓄電池用のパワコンが一体になっているハイブリッドタイプを接続できない太陽光パネルを設置されたりしている方にオススメです。

 

 

また、標準は特定負荷タイプといって、おうちの中でも一部のお部屋やコンセントで、100Vの電化製品を使用できます。追加で100Vを200Vに変換するトランスユニットと全負荷分電盤を設置することで、おうち丸ごと、エコキュートやIHクッキングヒーターなどの200Vの電化製品も使用できる全負荷タイプにすることができます。停電時もいつもと同じようにコンセントから電気を使いたい方にオススメです。

 

いつもと変わらずというのは使う場所のことで、電化製品もいつものように使ってしまうと蓄電池の電気があっという間になくなるので、節電は意識しましょう!

 

 

 

 

蓄電池の容量は、先ほどの5kWhの蓄電ユニットを組み合わせて、5kWh、10kWh、10kWhの3つを選ぶことができます。トランスユニットを追加して全負荷タイプにする方は停電時に節電しないと多くの消費電力量なるため、10kWh以上の容量を選ぶことをオススメします。

 

寿命に関するサイクル数は、具体的な数値を仕様としてうたっていませんが、クレイ型の蓄電池が長寿命といったように10,000サイクルを超えます。

 

 

 

エネレッツアの弱点

 

1点エネレッツァの弱点を挙げると、停電時の蓄電池からの最大出力が、2kVAと低いところです。停電時の最大出力とは、停電になったときに、どれくらいの電化製品を同時に使うことができるかを表す値です。全負荷タイプにするということはIHクッキングヒーターも使うことができます。IHでは一口最大3kWもの消費電力になるので、太陽光発電している間は、太陽光発電の出力と合わせて利用できますが、それでもIHクッキングヒーターを一口最大で使うことはほとんどできないと考えた方がいいです。

 

 

 

見やすい専用モニター

 

その他に、エネレッツァではこちらのタッチパネル式の専用モニターも付属されています。黒い背景にカラーで表示されるので見やすく、操作もシンプルです。発電量や蓄電残量、買電量、消費電力量をリアルタイムで確認することはもちろん、運転モードの変更や充放電時間の設定、過去の実績データも確認することができます。

 

 

 

 

また、エネレッツァには、通信モデムが標準でついています。設置者のおうちのインターネット環境に頼らず、LTE専用回線で専用サーバーへアクセスして、見守りサポートを実施します。ソフトウェアのファームアップが必要になった際には、遠隔での実施が可能で、それらで発生する通信料はすべてメーカーが負担してくれます。

 

 

 

まとめ

 

京セラ「エネレッツァ」の紹介は以上です。世界ではじめてのクレイ型リチウムイオン蓄電池で、長寿命、高安全性、低コストが特長です!また、5kWhの蓄電ユニットを最大3台組み合わせて15kWhの蓄電システムにすることができますし、トランスユニットと全負荷分電盤を追加することで、特定負荷から全負荷対応にすることができます。今までの蓄電池に対して安全性を気にしていた方や、長寿命の蓄電池を設置したかったけど太陽光パネルが古くハイブリッドタイプの蓄電池が接続できずあきらめていた方に、オススメの蓄電池となっています!ただ1点、エネレッツァの弱点として、停電時の蓄電池からの最大出力が、2kVAと低いです。それを含めて、候補の1つに入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

今回の動画で京セラのエネレッツァに興味持っていただいた方や、もっとこんなことを知りたいよ!蓄電池選びでこんなことに悩んでるよ!という方は、気軽に連絡ください。

 

 

 

お問い合わせはこちら