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太陽光発電

【太陽光発電の基礎知識】発電出力・発電量が低下する原因とは!?

 

 

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今回は、太陽光発電システムをこれから導入する方にとっても、すでに導入した方にとっても重要な、太陽光発電システムの発電出力、発電量低下の原因について紹介いたします!

 

太陽光発電システムを導入したけど、「ちゃんと発電しているか心配」、「発電量が下がってきている気がする」、「晴れているのに思ったより発電していないかも」と思っている方も多いのではないでしょうか。今回は、太陽光発電システムの発電出力、発電量が低下する原因と、日ごろの確認の仕方について解説します。

 

 

 

発電量低下の主な原因

 

太陽光発電システムの発電出力、発電量低下の原因は、太陽光パネルに影響を与える外的要因と太陽光発電システム自体の劣化に大きく分かれます。外的要因としては、太陽光パネルにかかる影、汚れ、温度です。太陽光発電システム自体の劣化としては、パネルはもちろん、パワーコンディショナ、ケーブルや接続箱があります。順番に詳しく説明いたします。

 

 

1.外的要因 影

 

まず、太陽光パネルにかかる影です。当たり前ですが太陽光パネルは太陽光が当たらないと発電しません。ですので、樹木や建物などで影になると発電出力は大きく下がってしまいます。近くに影になるようなものがなくても、大きな雲が通ると一時的に影になって発電出力が低下します。

 

また、このように太陽光発電のシステム構成上、太陽光パネル1枚だけが影になると、パワコンの同じ回路、系統へ直列に接続されている太陽光パネルの発電出力も影になったパネルに引っ張られて低下してしまいます。これから太陽光発電システムを導入する方は、樹木や建物の影になる場所や時間帯について、しっかりと販売店に伝えて設計してもらうことをオススメします。

 

 

 

 

 

2.外的要因 汚れ

 

太陽光パネルの汚れも発電出力を低下させる原因です。主に、塵やほこり、鳥のフンが挙げられます。汚れも影と同じで太陽光が当たらなくなるため、発電出力が下がってしまいます。

 

太陽光パネルは傾斜をつけて設置していて、表面は汚れに強いコーティングしているため、ほとんどの汚れを雨で洗い流すことができます。ただ、それで100%洗い流されるわけではなく、少しずつ蓄積する塵やほこりなどの汚れはあります。それによって発電出力は徐々に下がっていきます。

 

 

 

 

 

3.外的要因 温度

 

次に太陽光発電出力の低下の原因になるのが温度です。結晶シリコン系の太陽光パネルは高温になると発電効率が下がる特性があります。最も発電出力が高くなるのは、パネル表面温度が25度のときです。そのため、太陽の位置が最も高くなる7月~8月ではなく、4月~5月の発電出力、発電量がピークとなります。

 

 

 

4.システム機器の劣化

 

続いて、太陽光発電システム自体の劣化です。太陽光パネルだけでいえば、設置から25年以上使うことができます。メーカーの発電出力保証が25年以上だからです。ただ、設置したときの発電出力、発電量をずっと維持することはできません。発電出力保証の25年間は安心ですが、26年目以降はメーカーによって差がでてきます。

 

もちろん、太陽光発電システムを構成する機器は太陽光パネルだけではありません。構成機器の中でも劣化が早く、故障が起こりやすいのがパワーコンディショナ、通称パワコンです。設置から10年を超えた太陽光発電システムの発電出力が低下したら、その原因は90%パワコンと考えていいでしょう。

 

また、ケーブルや接続箱も劣化や破損によって、発電出力が低下する原因の1つです。劣化や破損によって電気抵抗が大きくなるため、太陽光パネルで発電した電力を十分にパワコンへ供給できることができなくなります。ただ、ケーブルや接続箱が劣化、破損することはほとんど考えられません。まず疑うべきはパワコンで、次に太陽光パネル、ケーブル、接続箱という順番になります。

 

 

 

 

 

発電量低下の確認方法

 

ここまで、太陽光発電出力、発電量の低下の原因について説明しましたが、実際に発電出力や発電量の低下に気づくにはどうしたらいいのでしょうか。

 

まず、1年目は販売店からもらった発電シミュレーションと比較します。メーカーが作成する発電シミュレーションは期待値の7,8割程度と少し低めに算出しています。実際の発電量は、障害物の影などの影響を除いて、シミュレーション値よりも高くなります。1年目からシミュレーション値よりも低い場合は販売店へ相談した方がいいです。2年目以降は昨年の同じ月の実績と比較します。毎年降水量や日射量が変化するため、必ずしも同じ発電量となるわけではありませんが、1年前の同じ月と比べて6割も下がっている場合は販売店へ相談した方がいいです。

 

また、天気がいい日の最大発電出力も把握しておくといいです。1年前の5月の12:00は最大で3kWは発電していたのに、今年は同じ条件に近いにも関わらず1.5kWも発電してないと、パネル1枚が故障して、その回路、系統に影響を与えていることが考えられます。そして、何より、このように過去の年間、月間、日間の発電量を確認できる環境を整えることが大事です。最近では専用モニターを設置しなくても、スマホで確認できる方法もありますので、専用モニターを壁付けしたり、余計なものを増やすのが嫌な方はそちらもご検討ください。

 

 

 

 

 

まとめ

 

今回は、太陽光発電システムの発電出力、発電量低下の原因について紹介しました!自分でメンテナンスをする必要はありませんが、月に一度はモニターで確認をして、発電シミュレーションや過去の発電量の実績と比較することをオススメします。また、発電量だけなく太陽光発電システム全体で気になることがあれば、気軽に問い合わせできる販売店と付き合うことも大切です。太陽光発電システムは25年以上という長期で使用するので、販売店も長く付き合えるところを是非選んでください!

 

もちろん太陽光発電でこんなことに悩んでるという方や見積りや、質問を受け付けているので気軽に連絡ください。

 

 

 

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