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蓄電池
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今回は、エリーパワー社の全負荷対応ハイブリッド蓄電システム「POWER iE5 GRID」を紹介します!
他社の蓄電池と比較したときの「POWER iE5 GRID」の最大の特長は、従来の「POWER iE5 Link」と同様に、停電時のレジリエンス性を強化する、つまり、様々な災害に対応できるように、太陽光発電、エネファーム、蓄電池の3つの連携が可能となっているところです。停電時に蓄電池とエネファームが連携し、エネファームの発電電力を太陽光発電電力と同じように活用することができます。
エリーパワーの「POWER iE5 GRID」の仕様は以下の通りです。
蓄電容量 5.4kWh/台
タイプ 全負荷対応ハイブリッド
サイクル数 12,000サイクル(推定)
停電時最大出力 5.5kVA
蓄電容量
蓄電ユニット1台5.4kWhで、最大2台の合計10.8kWhまで設置することができます。実際に貯めることのできる容量、「初期実効容量」は1台4.9kWhです。また、蓄電池の設定に、災害時に備えて蓄電容量がこれよりも少なくならないようにしておく、「最低蓄電残量」という設定項目があります。例えば、これを10%にしていると、充放電する容量は4.9kWh×90%の約4.4kWhになります。災害対策のために20%、30%の設定にする場合は4.4kWhよりもさらに充放電する容量が小さくなります。
必要な蓄電容量を把握する場合は、「初期実効容量」と「最低蓄電残量」、この2つを考慮することをおすすめします。最初は1台5.4kWhだけにしてやっぱり足りないと感じた場合、「POWER iE5 GRID」では、あとからもう1台増設できることもできます。
蓄電池のタイプ
全負荷対応ハイブリッド型です。全負荷対応とは、停電時に100Vの電化製品だけではなく、大型エアコンやエコキュート、IHクッキングヒーターなどの200V製品など、家中のコンセントがつかうことができるタイプです。
また、ハイブリッド型とは、太陽光発電用のパワコンと、蓄電池用のパワコンが一体になっているタイプで、太陽光発電をつけたばかりだと、今ついている太陽光発電用のパワコンを取り外す必要があるのでちょっともったいないので、パワコンの交換時期となる10年以降の方にはオススメです。
サイクル数
推定12,000サイクルです。仕様として公表はされていないんですが、サイクル数が12,000の田淵電機アイビス7や11,000のオムロンKPBP-Aシリーズと同じ、リン酸鉄リチウムイオンを材料としていますので、それら蓄電池と同じ10,000サイクルを超える長寿命となっています。実際に、17,000 回の繰り返しフル充放電でも、電池容量保持率 70%※を実現しています。
停電時の最大出力
5.5kVAで、田淵電機のアイビス7と同じです。最大出力とは、同時にどれくらい多くの電化製品を使えるかを表す数値です。その他に-20℃~ 45℃の幅広い温度帯域で安定した性能を発揮し、寒冷地などのいろんな使用環境に対応しています。設置環境でアイビス7の設置を諦めていた方にはオススメの蓄電池です。
まとめ
エリーパワー社の全負荷対応ハイブリッド蓄電システム「POWER iE5 GRID」の紹介は以上です。最大の特長は、冒頭でもお伝えしたように、従来の「POWER iE5 Link」と同様に、停電時のレジリエンス性を強化する、つまり、様々な災害に対応できるように、太陽光発電、エネファーム、蓄電池の3つの連携が可能となっているところです。
停電時に蓄電池とエネファームが連携し、エネファームの発電電力を太陽光発電電力と同様に活用することができます。現在太陽光発電とエネファームを設置しているという方は、候補の1つとして考えてみてはいかがでしょうか?ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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