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蓄電池
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今回は、蓄電池を導入するときに必ず確認すべきことを紹介いたします!
電気代の上昇に伴って、電力会社からの買電量を抑えて電気代を節約するために、太陽光発電と蓄電池を導入する方が非常に増えています!また、太陽光発電と蓄電池を同時に導入する方だけではなく、太陽光発電余剰電力の10年間の固定価格買取制度FITが満了した方も、電力会社から買う電力単価よりも売電単価が安くなってしまうので、売電優先から自家消費優先に切り替えるために蓄電池を導入する方も多くいらっしゃいます。
このFITが満了するタイミングというのは、同時に太陽光発電のパワーコンディショナの交換時期に入る時期でもあります。ですので、このタイミングで蓄電池を導入する方は、太陽光発電の余剰電力を効率良く利用することができるハイブリッド蓄電池を選ぶのが定石です。
ただ、ハイブリッドタイプの蓄電池を導入する場合は注意が必要です!今回は、既設の太陽光発電システムにハイブリッド蓄電池を導入するときに必ず確認すべきことを解説いたします。蓄電池の導入を検討している方や、太陽光発電と蓄電池を同時に導入することを検討している方は、ぜひ参考にしてください!
設置前には「接続確認」をすること!
早速結論から言うと、ハイブリッド蓄電池を導入するときに必ず確認すべきことは、既設の太陽光発電システムと導入するハイブリッドパワコンの「接続確認」です。既設の太陽光発電システムへそのままハイブリッド蓄電池のパワコンを接続できない場合があるからです。
太陽光発電用のパワコンも同じなんですが、ハイブリッドパワコンもパワコンへ入力できる電圧値と電流値の範囲があります。パワコンの機種によって、入力できる端子、回路が3~5回路あります。この1つ1つの回路に、太陽光パネルが直列で5枚とか8枚とか、多い場合は10枚が接続されています。また並列に接続される場合もあり、1つの回路に5枚直列を2並列などで入力していることも考えられます。
太陽光パネルは乾電池と考え方は同じで、パネルを直列でたくさん接続すれば電圧値が上がります。並列数が多くなれば電流値が上がります。つまり、パワコンへ入力できる電圧値と電流値の範囲内でパネルが接続されている必要があり、その範囲から外れていると接続することができません。
また、太陽光パネル1枚が発電するときの電圧値と電流値は、メーカーや機種によってバラバラです。パワコンも入力できる電圧値と電流値の範囲がメーカーや機種によってバラバラです。太陽光発電用のパワコンでは接続できていたけど、ハイブリッドパワコンでは接続することができない場合もあります。ですので、必ず「接続確認」をする必要があります!
「接続確認」に必要な情報と危険性
具体的に接続確認するためには、既設の太陽光パネルの型式と、それらパネルが既設の太陽光発電用パワコンに何枚直列で、並列数がいくつで接続されているのかという「系統情報」が必要です。
この接続確認をしないでハイブリッド蓄電池を導入すると、2つの危険があります。
まず1つは接続枚数が足りない場合です。パワコンへの入力電圧値と電流値が低すぎるとパワコンが動作しません。その回路の太陽光パネルは飾りになってしまいます。
もう1つは接続枚数が多過ぎる場合です。パワコンへの入力電圧値と電流値が高すぎると過入力でパワコンが故障する恐れがあります。パワコン自身の不具合でなく太陽光パネルの過入力という外部要因による故障なので補償を受けることもできません。
「接続確認」してダメだったら?
では、接続確認をしてパワコンの入力範囲に入っていない場合、ハイブリッド蓄電池の導入をあきらめるしかないのか?というとそうではありません。
対策として、既設の太陽光発電システムの系統を、パワコンの入力範囲に抑えるように入れ替えることで、接続することができるようになります。ただ、系統の入れ替えは簡単な工事で済むこともありますが、太陽光パネルを一度外してから配線をし直すような大掛かりな工事になることもあります。その場合は、工事費用が高額になってしまうので、ハイブリッド蓄電池の導入をあきらめざるを得ないことも考えられます。
まとめ
今回は、既設の太陽光発電システムにハイブリッド蓄電池を導入するときに必ず確認すべきこととして「接続確認」を解説しました。
接続確認をお客様自身ではできないため、必ず販売店へ依頼してください。既設の太陽光パネルの型式と系統情報を用意しておくとスムーズです。逆に、太陽光パネルの型式や系統情報をまったく聞いてこない、接続確認をしない販売店は注意してください!
太陽光発電や蓄電池の設置だけでなく、設置後も上手に使えるようアフターフォローを重視している方は、見積りも受け付けていますので、気軽に連絡ください。
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