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今回は、2024年から大手電力会社が実施する電気代の値上げ、値下げについて解説します!
話の流れとしては以下になりますので、ぜひ最後まで読んでください!
①2024年4月の電気代
②2024年5月以降の電気代高騰
③電気代高騰への対策方法
2024年4月の電気代
それでは、まずはじめに2024年4月の電気代についてですが、結論そんなに電気代は変わりません。だから安心してください。と言いたいところですが、そうではありません。この後解説しますが、5月以降に大幅な電気代高騰がありますので、それに備える期間となりそうです。4月の電気代についてですが、お住まいの地域の電力会社によって異なりますので、こちらをご覧ください!
引用:https://news.goo.ne.jp/picture/business/kyodo_nor-2024022101001872.html
東京、中部、関西、九州の4社が値上げし、四国、中国、東北、北陸、沖縄、北海道の6社が値下げになります。
理由は2つあります!
1つ目は電力量料金の中に含まれる「燃料費調整額」です。この「燃料費調整額」は、発電に必要なLNG(液化天然ガス)や原油などの燃料の価格変動を電力量料金に反映する項目のことで、毎月変動するのですが、これによって4月は4社値上げすることになっています。
2つ目は、2024年4月1日から実施される送配電網の利用料「託送料金」の一部を発電事業者が負担する「発電側課金制度」が4月に導入されるからです!これによる新料金の影響で、こちらも4社の電気料金が値上げされています。じゃあ具体的に、これらの変更がどれくらい電気代に反映されるのかというところが気になるところだと思いますので算出しました。
月の使用電力量が260kWhとした場合、電気代の変化はこちらになります。
引用:https://enechange.jp/articles/electricity-price-increase
そんなに大きな額が変わるわけではないので、多くのご家庭にとってはあまり影響を受けることはありませんが、値上げをする地域かつ普段からよく電気を使うご家庭は注意が必要です!
2024年5月以降の電気代高騰
次に5月以降の電気代高騰についてですが、大幅な値上げが予想されます。まず、5月は2つの理由で電気代が高騰します。
1つ目は、政府による補助政策「激変緩和措置の縮小」です。4月と5月の補助額の変化はこちらになります。ちょうど補助額が半額になるといったイメージです。
【1kWあたり値引き額】
低圧
3.5円(4月)→1.8円(5月)
高圧
1.8円(4月)→0.9円(5月)
これを一般家庭の月間電気使用量300kWh~400kWhとして換算すると、月540円〜720円の値上げとなります!
これだけでもかなりの値上げになりますが、2つ目は「再エネ賦課金の値上げ」です。再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、太陽光・風力・地熱・水力などの再生可能エネルギー発電を普及させるために、電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際の費用を消費者が負担する料金のことを指します!経済産業省が年度ごとに算定を行っているのですが、毎年5月に料金が改定されています。その値上げ額が月627円~836円と言われています。
「激変緩和措置の縮小」と「再エネ賦課金の値上げ」を合わせると、なんと5月だけで月1,167円~1,556円電気代が上がる計算となります!そして、追い打ちをかけるように6月にも電気代がさらに上がるかもしれません。
これまで政府は電気代に補助をつけてきましたが、2024年6月以降の政府の補助政策は継続するか未定です。このまま何も発表もなく、終了してしまった場合は「激変緩和措置の縮小」で紹介した補助額が0円になるので、さらに月540円〜720円値上げすることになります。
電気代高騰への対策方法
後にこれらの電気代高騰への対策方法を4つお伝えします。
①電力会社や電気料金プランの見直し
昼夜の電気使用量によってご自身の生活に合った電力会社や電気料金プランを選べば、電気代を節約することが可能です。複数社見積もりをもらうなど比較検討しながら、情報収集するのがおすすめです!
②節電に取り組む
生活のありとあらゆる場面に節電するチャンスは存在します。私のshort動画や公式LINEでも節電については何本も動画を出しているので、これからの値上げに備えたい方はぜひご覧ください!
③家電を買い替える
家電の寿命は10年と言われていて、それ以上使っていると電気効率が悪くなって、電気代が高騰してしまいます。ものによっては10年新しいものに買い換えるだけで、20%弱の省エネにつながる家電もあります。買い替えの際は資源エネルギー庁が出している「省エネポータルサイト」を参考にすると、年間電気料金の目安が分かりますので、概要欄にリンクを貼っておきます!
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/choice/
④太陽光パネル、蓄電池の導入
今回ご紹介した電気代高騰は少なくとも2025年末まで続くと言われています。そこから先も値上げが続くことを考えると、太陽光パネルや蓄電池を導入して、自家発電することで節電したり、売電することで多少の節約に繋げることができます。
ぜひこれらの4つの方法をご検討してみてはいかがでしょうか!
もちろん太陽光発電や蓄電池などの疑問にもお答えしますので、こんなことに悩んでるよという方は気軽に聞いてください。
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