ブログ・YouTubeBlog & Youtube

ブログ・YouTube Blog & Youtube
YouTube

太陽光発電

【太陽光発電卒FITでも実質29.5円売電価格】お得なLooopループでんき0の仕組みと料金比較

 

↑↑画像クリックで動画再生

 

 

今回はあまりの人気に2020年の5月から新規契約を休止していて、2021年3月3日に復活した株式会社Looopの「Looopでんき0」を紹介します!

 

 

当社では、太陽光発電の固定価格買取制度FITが終了したお客さまへ、新電力会社への切替えをオススメしています。ただ、1kWhあたり3円程度上がったところで、1ヶ月の売電収入も数百円くらいしか上がらないのが事実です。家庭用蓄電池を導入することで余剰電力を有効活用することはできるものの、家庭用蓄電池を導入できない方もいらっしゃいます。そのような方には、この「Looopでんき0」をぜひ知っていただきたいです!

 

 

「Looopでんき0」のしくみから、実際にどれくらい得をするのか、私の家の場合で計算をしてみて1年間の経済効果をシミュレーションしてみます。手元に1ヶ月の電気使用量と売電量のデータがあれば一緒に「Looopでんき0」にしたときに得する具体的な金額がわかるので是非確認してみてください!最後にどんなご家庭の方がこの「Looopでんき0」にしたら得するのか総括していきます!

 

 

 

 

売電価格

 

「Looopでんき0」は地域電力エリアによって、実質こちらの金額で売電できます。「実質」というのがポイントで、詳しく説明します。

 

 

 

 

この「Looopでんき0」は、1ヶ月の使用電力量からその月の太陽光発電の余剰電力量を引いた電力量をもとに、地域電力エリアごとの従量単価でかけた金額を電気料金として算出します。使用電力量と余剰電力量の、電力量をベースで算出するので、「実質」売電単価が「Looopでんき」の従量単価と同じ単価として扱われます。

 

 

 

 

加入条件

 

この「Looopでんき0」を契約するには条件があります。自宅にエコキュートが設置してあることです。さらにエコキュートでお湯を沸かす時間を通常よりも9時間前に設定する必要があります。つまり、太陽光発電した電力を使ってお湯を沸かすことになります。

 

 

 

 

また、条件ではありませんが、余剰電力をLooopへ送電したときに20%を損失します。つまり、実際に売電できる量は売電した余剰電力の80%となります。Looopでんちを設置した場合は、この20%の損失はありません。

 

割引の上限は1ヶ月の使用電力量料金で、その月の余剰電力量が使用電力量を上回った場合は、余剰電力量は次の月へ繰り越しできません。

 

 

 

 

実際にどれくらい得する?

 

では実際にどれくらい得をするのかシミュレーションをしてみます!手元に1ヶ月分の電気使用量と売電量のデータがあれば一緒に計算してみましょう!

 

私の家では2019年の12月から家庭用蓄電池をつけて、2020年1月分から蓄電池を含むデータになってしまうので、それ以前の2019年1月から12月までの電気使用量と売電量のデータを使って、2021年も同じ電気使用量と売電量として計算します。2021年から、仮に蓄電池をつけずに中部電力の1kWhあたり7円のシンプルプランにしたときと「Looopでんき0」にしたときを比較して経済効果を算出します。

 

まず、私が住んでいる中部電力のシンプルプランのときの売電収入を計算します。月々の売電量から1kWhあたり7円をかけると売電収入は下図のようになります。おうちで使っている電力料金、つまり中部電力から買っている電力の電気代は、中部電力の「Eライフプラン」で2019年と同じとします。それぞれの月の「売電金額-電気料金」を計算すると下図のようになります。電気料金と売電収入だけで比較すると6月以外は支払う金額の方が多くなっています。

 

 

 

 

次に、「Looopでんき0」にしたときの電気料金を計算します。使う式は下図です。

 

 

 

 

「-100」は、エコキュート一ヶ月分のおおよその電気使用量100kWhです。「Looopでんき0」の条件で、エコキュートの設定時間を9時間前にすると、太陽光発電でお湯を沸かすして自家消費量が増えるので、その分売電量が少なくなります。また、エコキュートを自家消費した分、電力使用量も少なくなります。「×0.8」は、「Looopでんき0」の損失率20%です。この計算式で出た電気料金が上図になります。

 

「0円」になっている月は、電気使用量よりも損失率を含む売電量が大きくなっている月です。先ほどの中部電力の値と比較すると、年間で約4万円の差が出ました。思ったよりもお得になってびっくりです!ちなみに、中部電力エリアで買取条件がないENEOSやスマートFITの1kWhあたり10円と比較しても、約17,000円得する結果となりました!

 

 

 

まとめ

 

現在の「売電収入-電気料金」の電気料金と、「Looopでんき」にしたときの計算式を使って算出した電気料金を比較して、どうなりましたか?このプランにして得するご家庭の方は「Looopでんき0」の計算式からわかるように、屋根に載っている太陽光パネルの容量が大きくて一ヶ月の売電量が多い場合や、太陽光発電する日中にあまり家にいないから売電量が多い場合です。

 

私の家は太陽光パネル容量が8kWで比較的大きくて、平日の日中もほとんど家にいないため「Looopでんき0」でかなり得する条件だったと言えます。同じような条件の方で、家庭用蓄電池を導入することはできないけど余剰電力を有効活用したい方は、この「Looopでんき0」をぜひ検討してみてください!