ブログ・YouTubeBlog & Youtube
オール電化
太陽光発電
蓄電池
電気代
今回は、太陽光発電や家庭用蓄電池を設置しているご家庭向けに、東京電力の電気料金プランのうちオススメのプランを紹介します!もちろん、これから太陽光発電や家庭用蓄電池を導入される方にも有益な情報ですので、ぜひこの動画を参考に導入する省エネ設備を最大限活用できる電気料金プランにしていただきたいです!
電気料金の構成
東京電力の電気料金プランのうちオススメのプランを紹介する前に、電気料金がどのように構成されているかと、太陽光発電と蓄電池のメリットについて簡単に説明します。まず、電気料金は主に以下の4つの項目で構成されています。
基本料金は、契約している電力量やアンペア数に応じて毎月固定で支払う料金です。電力をどれだけ使ってもこの料金は一定です。電力量料金は、実際に使用した電力量に応じて支払う料金です。使用量が多いほど、支払う料金も増えます。燃料費調整額は、発電に使用する燃料の価格変動に応じて毎月調整される料金です。燃料価格が高騰すると、この額も増えることになります。再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再生可能エネルギーの普及を促進するために支払う料金です。太陽光や風力などの再生可能エネルギーの導入を支援するための費用です。
太陽光発電と家庭用蓄電池のメリット
次に、太陽光発電と家庭用蓄電池のメリットについて説明します。太陽光発電は、環境に優しい再生可能エネルギーを利用することで、電力料金を大幅に削減できます。しかし、太陽光発電だけでは、発電している昼間の消費電力しか賄うことができません。昼間以外の消費電力を賄うためには、家庭用蓄電池が必要です。
家庭用蓄電池を利用することで、日中に発電した電力を夜間や停電時に使用できます。これにより、電気代の節約が可能になるだけでなく、停電対策にもなります。例えば、昼間に蓄えた電力を夜間に使うことで、電力料金をさらに抑えることができます。
東京電力のオススメ電気料金プラン
では本題の、太陽光発電と家庭用蓄電池を導入しているご家庭に最適な東京電力のオススメ電気料金プランをご紹介します。
① スマートライフプラン
まず、スマートライフプランです。このプランは、電力消費のパターンが予測しやすいご家庭におすすめです。このプランは、一日の中で2つの時間帯に分かれて料金が設定されています。午前6時〜翌午前1時は高めの料金、午前1時〜午前6時は安い料金と、時間帯ごとに異なる料金が設定されています。
これにより、電力消費のパターンを把握し、深夜から早朝の安い時間帯に電力を多く使用することで、電気代を抑えることができます。また、蓄電池を活用して、安い時間帯に電力を蓄えて、高い時間帯に使用することで、さらに効率的なエネルギー利用が可能です。
スマートライフプランには、エコキュートなどの夜間蓄熱式機器を持っていることが条件となります。プランにはスマートライフS、スマートライフL、スマートライフプランがあります。スマートライフSはアンペアブレーカーまたは電流を制限する計量器による10A~60Aの契約、スマートライフLは主開閉器の容量に応じた6kVA以上の場合の契約です。スマートライフプランはブレーカーの容量によらず、電気の使用実績に基づき、契約の大きさを毎月決定します。
基本料金は、スマートライフSは10Aにつき月額311.75円、スマートライフLは1kVAにつき月額311.75円、スマートライフプランは1kWにつき月額501.03円です。電力使用量に応じた料金は、午前6時〜翌午前1時が1kWhあたり35.76円で、午前1時〜午前6時が1kWhあたり27.86円です。
過去にあった時間帯別料金プランの電化上手と比較すると昼間の電力単価が割安なところがいいですが、割安になる夜間の時間が5時間と短くなっているため、電気を使う時間帯などの条件では高くなってしまう可能性があります。
② 従量電灯プラン
従量電灯プランは、基本的な料金プランで、電力使用量に応じて段階的に料金が上がるシステムです。このプランはシンプルでわかりやすいですが、太陽光発電と家庭用蓄電池を最大限に活用するためには、時間帯別の料金が設定されているプランの方が適しています。
例えば、スマートライフプランでは、夜間の料金が安く設定されているため、昼間に発電した電力を蓄電池に貯めて夜間に使用することで、電力料金をさらに抑えることができます。一方、従量電灯プランでは、電力使用量が増えると料金が高くなるため、太陽光発電と蓄電池のメリットを十分に活かすことが難しいです。
③ くらし上手プラン
くらし上手プランは、東京電力の関東エリア在住のご家庭で、太陽光発電設備とおひさまエコキュートの両方を持っている方に向けたプランです。このプランには、くらし上手S、くらし上手L、くらし上手Xがあります。料金プランは、設備情報に基づき決定されます。
くらし上手Sはアンペアブレーカーまたは電流を制限する計量器による10A~60Aの契約、くらし上手Lは主開閉器の容量に応じた6kVA以上の場合の契約です。くらし上手Xはブレーカーの容量によらず、電気のご使用実績に基づき、契約の大きさを毎月決定します。
基本料金は、くらし上手Sは月額2,654.5円、くらし上手Lは契約容量6kVAの場合は月額2,654.5円、7kVA~10kVAの場合は月額4,257.5円、10kVAを超える場合は月額4,257.5円に1kVA超えるごとにプラス425.75円となります。くらし上手Xは契約電力が4kW以下の場合は月額2,664.12円、5kW~8kWの場合は月額5,128.24円、8kWを超える場合は月額5,128.24円に1kW超えるごとにプラス641.03円となります。
電力量料金は、くらし上手S、くらし上手L、くらし上手X、すべてにおいて、120kWhまで定額3,670.4円/月で、120kWhから1kWhあたり30.72円です。
くらし上手プランの特長から、毎月、定額の3,670.40円に抑えたいところです。ただ、1世帯あたりの年間消費電力量の全国平均は4,500kWhで、月平均にすると380kWhです。
くらし上手で定額になる120kWhに抑えるということは平均の1/3以下にしなければならないため、実際のところ、太陽光発電とエコキュートだけでなく、太陽光発電の余剰電力を蓄電池に貯めて活用する必要があると思います。この料金プラン自体は非常にシンプルなので、太陽光発電設備とおひさまエコキュートを導入されているご家庭の方は、月々の電力使用量からくらし上手にしたときに安くなるのか高くなるのかぜひ計算してみてください。
基本料金のない新電力会社のメリット
太陽光発電と家庭用蓄電池を利用して、自家消費量が増え、電力会社から買う電力をかなり抑えることができた場合、東京電力ではなく、基本料金がない新電力会社の方がメリットはあります。
基本料金がない新電力会社は、固定費用がかからないため、電力消費量が少ないご家庭にとっては非常に有利です。太陽光発電と蓄電池を活用して、電力の購入量を大幅に削減できれば、毎月の固定費を抑え、さらなるコスト削減が可能です。
料金プランの選び方とアフターサービス
それでは、どのプランを選ぶべきか悩んでいる方のために、いくつかのポイントをご紹介します。
・家庭の電力消費パターンを把握する
まず、家庭の電力消費パターンを把握することが重要です。特に太陽光発電や家庭用蓄電池を設置しているご家庭では、そのモニターを使用して、時間帯別の消費電力や買電量を確認することができます。
電気代の明細書やスマートメーターのデータも合わせて確認し、いつどのくらい電力を使用しているかをチェックしましょう。
^
・蓄電池の容量と使用状況を確認する
次に、蓄電池の容量とその使用状況を確認します。どのくらいの電力を蓄えているか、どのタイミングで蓄電しているかを把握することで、最適な料金プランを選ぶことができます。
・新電力会社のプランを検討する
基本料金のない新電力会社のプランも検討してみましょう。電力消費量が少ない場合、固定費用がかからないため、コスト削減に繋がります。
当社で太陽光発電や家庭用蓄電池を設置していただいたお客様については、お客様ごとのデータを確認して、電力会社や料金プラン変更などの相談を無料で対応しておりますのでご相談ください。
まとめ
今回は、太陽光発電や家庭用蓄電池を設置しているご家庭向けに、東京電力の電気料金プランのうちオススメのプランを紹介しました。ご家庭の電力消費パターンや設置している太陽光発電や蓄電池などの設備に合わせて最適なプランを選び、電気代を節約しましょう!
当社に興味持っていただいた方や、もっとこんなことを知りたいよ!太陽光発電や蓄電池選びでこんなことに悩んでるよ!という方は、お気軽に連絡ください!