今回は、2024年10月26日にパナソニックから業界初として発売される「おひさまエコキュート」についてご紹介します。

 

この「おひさまエコキュート」は、太陽光発電と組み合わせて翌日の日射量予報に基づいてお湯を沸かすという、画期的な機能を搭載しています。

 

 

 

エコキュートとは？

 

まず、エコキュートについて簡単におさらいしましょう。エコキュートは、エアコンと同じヒートポンプ技術を使い、大気中の熱を効率的に集めてお湯を沸かす電気給湯機です。主に、夜間の安い電力を利用するオール電化プランの家庭で使用されています。しかし、パナソニックの「おひさまエコキュート」は、太陽光発電と連携し、昼間の余剰電力を効率的に活用してお湯を作るという特徴があります。

 

 

 

日射量シフトの仕組み

 

今回のパナソニック「おひさまエコキュート」の最大の特徴は「日射量シフト」という機能です。

 

この機能により、翌日の日射量予報に基づいて、お湯を沸かす時間を調整します。具体的には、エコキュートの台所リモコンを自宅のルーターに接続し、専用アプリ「スマホでおふろ」を通じて日射量データを取得します。そのデータを基に、発電量が多い時間帯にお湯を作ることで、より効率的に太陽光発電のエネルギーを自家消費できます。

 

これは特に、固定価格買取制度（FIT）の価格低下や終了を迎える家庭にとって、経済的なメリットを最大化するための理想的な解決策です。太陽光発電による余剰電力を無駄にせず、昼間の時間帯に効率よく活用できるため、家庭のエネルギー自給率が大幅に向上します。

 

 

 

 

 

実際の省エネ効果

 

では、この「日射量シフト」が実際にどのくらいの省エネ効果をもたらすのか？パナソニックのシミュレーション結果を基に、具体的な数値を見ていきましょう。

 

「日射量シフト」を搭載した今回の機種「HE-Y37LQV」を使用して、「日射量シフトON」と「日射量シフトOFF」の給湯にかかる買電電力量を比較した場合、年間で約7％の電力削減が確認されました。具体的には、「日射量シフトOFF」の場合、年間で625kWhの買電量が必要でしたが、「日射量シフトON」では577kWhに減少。この結果、家庭の電気代も削減でき、さらに環境にも貢献できるというわけです。

 

また、一般的なエコキュート「HE-S37LQS」と今回の機種「HE-Y37LQV」を比較した場合、太陽光発電を活用することで、CO2排出量を年間で約62％、給湯にかかる光熱費を年間で約41％削減できるというシミュレーション結果も出ています。これにより、環境負荷を軽減しながら、家計にもやさしい選択肢となっています。

 

 

 

給湯省エネ補助金の利用

 

さらに、2024年の給湯省エネ補助金制度を活用すれば、「おひさまエコキュート」を導入する際には最大13万円の補助金が受けることができます。電気温水器からの交換であれば、さらに5万円の追加補助もあります。

 

これにより、初期投資の負担も軽減され、より導入しやすい状況が整っています。

 

 

 

 

 

新機能とラインナップの多様化

 

また、今回発売される機種では、日射量シフトの機能だけでなく、シャワー圧をさらに強化したウルトラ高圧モデルもラインナップに追加されています。

 

パナソニックの高圧タイプのエコキュートのシャワー圧は約180kPaですが、今回の新機種ではその約1.4倍となる325kPaの圧力を実現しています。この圧倒的なシャワー圧の向上により、入浴時の快適さがさらに向上し、パワフルなシャワー体験を提供します。

 

 

 

 

 

まとめ

 

「おひさまエコキュート」は、太陽光発電の自家消費を最大化し、家庭のエネルギー効率を向上させるお財布にも環境にもやさしい製品です。電気代の削減、CO2排出量の削減、そして快適な生活環境の実現できるこの新製品をぜひチェックしてみてください！

 

当社に興味持っていただいた方や、もっとこんなことを知りたいよ！エコキュート選びでこんなことに悩んでるよ！という方は、お気軽に連絡ください。

 

 

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