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太陽光発電
今回は、ネットでよく目にする「太陽光パネルはゴミだ!」という声に対して、実際に太陽光発電システムを販売してる私から実際のところどうなのかをお伝えしたいと思います。
ポジショントークで「ネットではこう言われてるけど、実は太陽光パネルっていいものなんですよ!」と言っても、つまらないと思いますので、正直、販売業者の私でも太陽光パネルに対してうーん、これはちょっとな、、みたいに思うところをぶっちゃけていきたいと思います!
良いところはネットの意見に反論できたらと思いますが、悪いなと思うところは、どこが悪いのか、なんで悪いのかってところまで掘り下げてお伝えします。
もしご検討されてる方がいらっしゃったら、ぜひ購入前に最後まで見ていってください!
太陽光発電投資は詐欺で儲からない
まずは太陽光発電投資の詐欺についてですが、儲からないというのは本当です!
数年前までは、節税対策などもあり、長期的な投資として太陽光発電投資が流行っていましたが、現在これをやると儲けるどころか損してしまう可能性があります。その理由として、発電した電気の売電価格は、2012年のFIT制度開始以降、年々下落していることに加え、太陽光パネルは設置したら終わりではなく、メンテナンス費や修理費などがかかるからです。ですが、いまだに「太陽光パネルを設置して、電気を売れば8~10年くらいで元手が取れて儲かる」というセールス文句を謳っている悪質な業者がいますので、もしこういう人に営業されたら要注意です!
しかし、電気使用量が多いご家庭やオール電化のご家庭の方が自家消費として、太陽光パネルを設置する場合は、かなり電気代を節約することができます!あくまで電気を売って儲けるというより、電力会社から電気を買って使用するより節約できるくらいに考えておいてください。
太陽光パネルは環境を破壊している
次に、太陽光パネルが環境を破壊しているということですが、これは事業用の太陽光パネルのみ、その可能性があります。
まずは設置の時です。大規模な太陽光パネルを設置するためには広大な土地が必要なので、このように森林伐採して太陽光パネルを設置します。さらに、一説では事業家や投資家が、土地状態が悪い土地の方が、土地の価格が安く、初期費用を抑えられると言って、劣悪な土地に太陽光パネルを無理やり設置して、土砂崩れなどが起きやすくなったと言われている地域もあります!
次に廃棄の時。2012年のFIT制度によって、事業用の太陽光パネルが大量に設置されましたが、その寿命が来る20〜25年後に一気にその分の廃棄が起こると想定されています。土地を借りている事業者であれば、現状復帰が求められるので廃棄をちゃんと行う可能性が高いですが、土地を所有している事業者の場合、寿命が来ても廃棄コストがかかるので、その場に太陽光パネルを放置しておく可能性が高いと言われています。太陽光パネルは産業廃棄物になりますので、廃棄にコストがかかります。家庭用の太陽光パネルでは、各自治体のルールに従って廃棄をすると1枚あたり2,000円~3,000円の費用がかかります。廃棄費用とは別で、パネルや架台の取外し工事や産廃業者への運送費用もかかります。太陽光パネルをご検討されている方はこういった費用がかかることも事前に知っておくようにしましょう。また、太陽光パネルには通常、鉛やカドミウム、セレンといった有害物質が含まれています。破損した太陽光パネルを放置したり不法投棄したりすることで、有害物質が流出し土壌汚染や水質汚染を引き起こす恐れがあります。環境汚染以外にも、壊れた太陽光パネルにむやみに触れると感電の恐れもあるため絶対に不法投棄はしないようにしてください!
全然シミュレーション通り発電されない
よくネットに「全然発電されなくて、太陽光パネル買って後悔した」という投稿を見かけます。これは悪質な販売業者から買ってしまったか、住居状況が太陽光パネルと合ってなかった、などが原因に挙げられます。
まず悪質な販売業者から買ってしまったパターンですが、彼らはシミュレーションを盛って話してきます。なぜこのシミュレーションの発電量になるのか、日照時間や屋根の方角、お住まいの地域などから詳しく深ぼってみましょう。他にも、名刺と製品資料を必ずもらうようにしましょう!万が一の時、証拠を握られるのが嫌な悪質業者は名刺や資料を渡し渋ります。もしこういう言動が見えたら警戒しましょう。そして、なにより複数社からシミュレーションを取り寄せ、比較するようにしましょう!
次に住居状況ですが、さっきも言ったように、地域ごとの日照時間や晴れの日の数、住宅屋根の方角など、ご家庭によって発電量は異なります。さらに、太陽光パネルは昼に発電するため、夜に電気を使用せず、昼に電気を多く使用するご家庭だと、昼の電気を結局買うことになってしまうので、発電した電気をうまく使いこなせない場合があります。その結果、思ったより節電に繋がらないという結果になります。
まとめ
今日紹介した、ネットでの太陽光パネルへの偏見は思ったより本当でした。
実際に今から太陽光発電投資で儲けることは厳しいですし、事業用の太陽光パネルだと環境破壊が起きる可能性が高いです。さらに、2038年には大量の太陽光パネルが廃棄される予定なので、最終処分場がひっ迫する可能性があります。そこで、不法投棄などが起きてしまうと、環境汚染を引き起こしかねません。
最後に、シミュレーション通りに発電されないですが、これは悪質な業者から買ってしまったか、住居環境が太陽光パネルと合っていなかった可能性があります。解決策としては、複数社からシミュレーションをもらうようにして、専門家にご自宅の住居環境が太陽光パネルに適しているか相談するようにしてください!
もちろん、太陽光発電や蓄電池、V2Hに関する質問や見積りも受付けているので、もっと詳しいことが知りたい方は、お気軽に連絡ください。
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