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蓄電池
今回は「2025年おすすめ蓄電池~コスパ編~」ということで、コストパフォーマンスに優れた家庭用蓄電池を3機種ご紹介します!まだ、こちらの「2025年最新、プロがすすめる蓄電池ガイド」をご覧になっていない方は、先にご覧になるとより理解しやすいのでおすすめです。
価格の安さだけではなく、性能・使い勝手・保証内容も含めて総合的に評価し、「費用対効果が高い」と判断したモデルを厳選しました!それぞれのメリット・デメリットもしっかりお伝えしますので、蓄電池導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください!
・カナディアンソーラー EP CUBE
基本事項
2025年コスパが良いおすすめ蓄電池の1つ目は、カナディアンソーラーのEP CUBEです。
EP CUBEは、他社にはないダークグレーのスタイリッシュなデザインが特徴の家庭用蓄電池です。この蓄電池は、1つ3.3kWhのユニットを積み上げる構造になっており、6.6kWh、9.9kWh、13.3kWhの3つの容量から選ぶことができます。
また、ハイブリッドタイプで全負荷200V対応のみに統一されており、機能を絞ることでコストを抑え、コストパフォーマンスを高めています。さらに、パワコンと蓄電池が一体型になっているため、屋外に設置するのはこれ1台だけです。そのため、省スペースで設置が可能です。
パワコンの出力は5.9kWで、蓄電池ユニットの充放電出力は、容量6.6kWhが3.0kW、9.9kWhが5.0kW、13.3kWhが5.9kWと容量ごとに異なります。
また、スマートフォンアプリでのモニタリングが可能で、シンプルで見やすい設計になっています。オプションとして、タッチパネル式のカラーモニターを追加することもできますが、保証期間が1~2年と短く、故障時の交換費用が数万円かかるため、私はあまりおすすめしません。機器本体の保証期間は15年で、有償で20年保証を選択することもできます。
メリット
EP CUBEのメリットは、kWh単価が業界で最も安い蓄電池の1つであることです。当社ユーニヴァースで取り扱っている蓄電池の中でも、特にコストパフォーマンスに優れた機種の1つとなっています。具体的な価格はメーカーの規定により公表できませんが、気になる方はぜひお問い合わせください。
さらに、厚さ25cmのコンパクト設計で、設置しやすい点も魅力です。自宅周辺の通路が狭い場合でも、スムーズに設置できます。また、先ほども説明した通り、パワコンと蓄電池が一体型になっており、屋外に設置するのはこの1台のみです。省スペースで設置できるだけでなく、工事の手間も少なく済み、結果として設置費用も比較的安く抑えることができます。
さらに、アプリには販売店専用のアカウントがあり、お客様の状況を遠隔でモニタリングできる機能も搭載されています。エラーや不具合が発生した際も、素早く異常を把握し、迅速な対応が可能になります。
デメリット
一方、EP CUBEにはいくつかデメリットもあります。
まず、自宅のルーターと通信するための有線LANポートに発売当初から不具合があり、現在も無線LAN接続のみの対応となっている点です。無線接続では通信が不安定になりやすく、データが途切れることもあるため、早急な改善が求められます。発売からすでに1年以上が経過しているため、メーカーにはぜひ対応してほしいところです。
また、最大容量が13.3kWhと、もう少し大容量の選択肢が欲しいと感じる方もいるかもしれません。しかし、現在、新たに蓄電池ユニットを1台追加し、16.6kWh仕様の導入が進められているそうです。すでに海外では販売されているため、日本での登場にも期待したいですね。
EP CUBEはHUAWEIのLUNA2000と同様に、蓄電池ユニットを積み上げる構造ですが、LUNA2000のように後から増設することはできません。そのため、導入する際は余剰電力量をしっかり確認し、必要な蓄電池容量を見極めておくことが重要です。さらに、EP CUBEのパワコン出力は5.9kWのため、大容量の太陽光パネルを導入する場合は注意が必要です。太陽光発電の出力が大きい場合、EP CUBEとは別に、もう1台専用の太陽光発電用パワコンを設置する必要があります。
カナディアンソーラー EP CUBEの紹介は以上です!
HUAWEI LUNA2000
基本事項
2025年コスパが良いおすすめ蓄電池の2つ目は、HUAWEIのLUNA2000です。
LUNA2000は、白を基調としたスタイリッシュなデザインが特徴の蓄電池で、5kWhのユニットを積み上げる構造になっています。容量は5kWh、10kWh、15kWhの3種類から選択可能です。耐久性にも優れており、サイクル数は12,000回と長寿命です。
さらに、新型パワコンでは全負荷200V対応のみとし、機能を統一することでコストを抑えています。パワコンの出力は4.95kWと、他社と比べるとやや低めですが、これは2台使用した際に合計9.9kWとなるように設計されているためです。保証期間は基本10年ですが、有償で15年や20年の延長保証も選択可能で、長期間安心して使用できる点も、大きなメリットです。
メリット
LUNA2000のメリットは、EP CUBEと同様に、kWh単価が業界で最も安い蓄電池の1つであることです。こちらもメーカーの規定により具体的な価格は公表できませんが、気になる方はぜひお問い合わせください。
価格を重視する方にとっては、カナディアンソーラーのEP CUBEとHUAWEIのLUNA2000が、有力な選択肢になるでしょう。さらに、LUNA2000の最大の特徴は、業界最薄の15cmというスリムな蓄電池ユニットです。設置スペースを抑えられるため、特に狭い場所への導入を検討している方には大きなメリットとなります。
また、内部にヒーターを搭載しているため、-20℃の寒冷地でも問題なく使用することができます。寒冷地にお住まいの方でも、安心して導入できる仕様となっています。もう一つの大きなメリットは、5kWhの蓄電池ユニットごとに個別制御が可能な点です。これにより、後からユニットを追加しても既存のユニットの影響を受けず、蓄電池システム全体の寿命を長く保つことができます。さらに、昨年発売された新型パワコンでは、トランスユニットとスマートロガーが一体化され、設置する機器が削減されました。その結果、設置工数が減り、施工の負担も軽減されています。
大容量の太陽光パネルを設置する場合、通常はパワコンを2台使用します。しかし、一般的なシステムでは停電時に1台のパワコンしか利用することができません。LUNA2000なら、2台のパワコンを設置しても停電時に両方を並列運転できるため、大容量の太陽光パネルを停電時でも最大限に活用できます。
また、LUNA2000はスマートフォンアプリでのモニタリングが可能です。こちらの画面のように、太陽光発電した電力の自家消費率や、自宅で消費した電力のうちどれだけを太陽光発電でまかなえたかなどが、分かりやすく表示されます。そのため、LUNA2000を導入したお客様からの満足度も非常に高いです。
さらに、販売店専用のアカウントを使えば、お客様の状況を遠隔でモニタリングしたり、設定を変更したりすることも可能。これにより、エラーや不具合が発生した際の初動対応が早く、迅速なサポートができるのも大きなメリットです。
デメリット
一方、LUNA2000のデメリットは、他社のハイブリッドパワコンの出力が5.9kWの機種が多いですが、LUNA2000は4.95kWとやや低めのため、接続できる太陽光パネルの容量もやや小さくなってしまうことです。
最新情報
そんなHUAWEI LUNA2000に関して、最新情報があります!なんと、新型の蓄電池ユニットが2025年春以降に発売予定です!今回登場するのは7kWhのユニットで、最大3台まで増設可能で、これにより、21kWhの大容量システムが実現できます。さらに、パワコンを2台導入すれば、最大42kWhまで拡張可能です。これまで以上に、電力をしっかり蓄えられる仕様となっています。
また、防塵・防水等級はIP66で、直接波しぶきがかからなければ、海から500m以内の重塩害地域でも設置可能です。これにより、沿岸部にお住まいの方でも安心して導入できます。さらに、安全性にもこだわり、他社には搭載されていない、圧力コントロールによる燃焼防止機能や、消火モジュールを内蔵しています!高い安全性を確保している点も、大きな特長です!
HUAWEI LUNA2000の紹介は以上です!
・京セラ エネレッツァプラス
基本事項
2025年コスパが良いおすすめ蓄電池の3つ目は、京セラのエネレッツァプラスです。
蓄電池のコストパフォーマンスは、単にkWh単価が安いことだけではなく、長く使えるかどうかも重要なポイントです!その点、エネレッツァプラスは業界トップクラスの長寿命を誇り、サイクル数はなんと20,000回。長期間使用できるため、結果的にコストを抑えることができる蓄電池といえます。
さらに、高い安全性を実現しているのも大きな特長です。リン酸鉄リチウムイオン電池の中でも、半固体・クレイ型を採用しており、安全性をさらに向上させています。デザインは白を基調としたシンプルな見た目で、どんな住宅にもなじみやすいデザインです。
蓄電池ユニットは5.5kWh単位で、5.5kWh、11.0kWh、16.5kWhの3種類から選択できます。パワコンの出力は5.9kWで、蓄電池ユニットの充放電出力は、容量5.5kWhが1.5kW、11.0kWhが3.0kW、16.5kWhが4.5kWと容量ごとに異なります。
また、エネレッツァプラスの最大の特長の一つは、すべての部品を100%国内で製造している点です。他社製品では、電池部分を国内で製造していても、それ以外の部品は海外製造というケースがほとんど。しかし、エネレッツァプラスはすべての部品を国内で製造し、そのデータを蓄積・管理することで、高い品質を維持しています。
メリット
エネレッツァプラスの最大のメリットは、その圧倒的な長寿命です!
長寿命のメリットは、単に長く使えることだけではありません。劣化が少ないため、長期間にわたって安定した容量を維持できるのも大きなポイントです。長い目で見れば、実際に使用できる蓄電容量が多くなり、コストパフォーマンスの高さにもつながります。まさに、”長く使えて、しっかり電気を活用できる”、コスパの良い蓄電池といえるでしょう!
さらに、エネレッツァプラスは停電時にも強いんです!通常の家庭用蓄電池は、太陽光発電や蓄電池からの電力供給がメインになりますが、エネレッツァプラスは”第三の電源”として、市販の発電機やポータブル蓄電池、自動車のACコンセントからも自宅へ電力を供給できます。
具体的には、オプション品のEXボックスとEXケーブルを追加することで、パワコン経由で最大1500Wの電力を自宅へ供給可能。これにより、家庭用蓄電池のメリットを活かしつつ、すでに持っている機器を無駄なく有効活用できます。停電時の選択肢が増えることで、より安心して電気を使えるのも大きな魅力ですね!
デメリット
一方、エネレッツァプラスのデメリットとして挙げられるのは、設置スペースの確保が必要な点です。
EP CUBEやHUAWEIのようにユニットを積み上げる構造ではないため、蓄電池ユニットの台数が増えると、その分の設置スペースが必要になります。特に、複数台設置する場合は設置場所を事前にしっかり確認しておくことが重要です。個人的には、2台までなら無理なく設置できる範囲かなと感じます。
京セラエネレッツァプラスの紹介は以上です!
まとめ
今回はコストパフォーマンスに優れた家庭用蓄電池を3機種紹介いたしました!それぞれのメリット・デメリットも説明しましたで、自分のこだわりにあった蓄電池を選ぶ際の参考に少しでもなれば嬉しいです!
太陽光パネルや蓄電池の設置だけでなく、設置後も上手に使えるようアフターフォローを重視している方は、見積りも受け付けていますので、お気軽に連絡ください!
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