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太陽光発電
電気代
「太陽光パネルを設置したいけど、どんな業者を選べばいいのかわからない」「新電力に切り替えるか悩むけど、種類が多すぎる」 と迷ってしまう方が多いのではないでしょうか?
実は今、太陽光発電業者や新電力会社の倒産が相次いでいるって知っていましたか?帝国データバンクの調査によると、2024年3月時点で撤退・倒産した新電力会社は累計119社に達し、2年前と比べて約7倍にも増えています!

太陽光発電関連の企業も同様に倒産件数が増加しており、直近では大型倒産も発生しています。それにも関わらず、やはり太陽光パネルや再生エネルギー業界の将来が期待されていることで、「一儲けしてやろう」と今年に入ってからも新しい企業が増え続けています。こういった企業は基本的に儲けのことしか考えていないので、「売れればOK」「保証やアフターフォローはしない」だったり、「後から業界に参入したので、とりあえず他社より値引きして売ってあと放置」のようなかなり悪質な売り方をしている傾向があります。
とはいえ、競合企業のことをそこまで悪くいうつもりはありません。ただ、実は詐欺だった!なんてことや、保証やアフターサービスがついてなくて、高額請求されてしまったといったことは、少なくとも、このユーニヴァース・チャンネルの視聴者さんには遭って欲しくありません。
今回はそんな「太陽光発電業者」と「新電力会社」の選び方について、最新の状況を踏まえてお伝えします!このブログをご覧いただくことで、安心して太陽光発電や新電力を選べるようになります!怪しい業者の見抜き方まで説明いたしますので、悪質な手口に遭うリスクはほとんど減らせます。ぜひ最後まで見てください!
太陽光発電業者・新電力会社の倒産状況
まず、現在の状況を詳しく見ていきましょう。2024年末から2025年にかけて、太陽光発電の関連業者や新電力会社の倒産件数は急増しています。特に新電力会社は世界的なエネルギー価格高騰の影響で事業継続が困難になり、多くの企業が市場から撤退してしまいました。新電力会社または事業の撤退・倒産件数は、2022年3月時点ではわずか17社でしたが、2年後の2024年3月には119社にまで増加しました!これは全体の約17%に相当する数字なので、業界の5分の1近くの企業が撤退倒産してることとなります。
新電力を契約しているご家庭の方だとお気づきになったかもしれないのですが、じわじわと電気代が上がっています。しれっと、メールで「料金改定のお知らせ」とか来ていたりするので、思い当たりがある方はメールを確認してください!そして、私たちのような太陽光発電関連の企業についても同様に倒産件数が増えています。東京商工リサーチのデータでは、2020年に太陽光発電の関連企業の倒産が54件に達し、その後も新規参入による競争激化が進み、他の業界より高い水準で倒産件数を推移しています。
この中でも特に大きな倒産事例として、茨城県のスマートテックがあります。この会社は太陽光パネルや蓄電池の販売から、電力の小売まで手がけていた企業ですが、2024年2月に民事再生法を申請して事実上の倒産をしてしまいました。負債総額は約498億円で、約8000名もの債権者が影響を受けるという大型倒産でした。この大型倒産の背景には、電力価格の高騰と部材の調達難による販売不振が重なったことが原因とされています。このように、太陽光発電業者や新電力会社の経営状況は非常に厳しくなっています。
もし業者が倒産したら?
では、もし太陽光発電設備の施工業者や契約中の新電力会社が倒産した場合、私たちにどんな影響があるのでしょうか。これを知らないと太陽光発電や新電力を契約した直後に、とんでもない金額の損失や変更手続きをさせられる可能性があるので、ぜひ集中して聞いてください!大きく3つのケースに分けて解説します。
まず1つ目、「設置工事の途中で施工業者が倒産した場合」です。これは太陽光パネルの話ですね。この場合、最も大きな影響は「工事が途中で止まる」ということです。さらに、前払いした着手金や中間金が戻ってこないリスクもあります。実際に栃木県のある住宅オーナーさんは、太陽光発電の契約を結び手付金300万円を支払った後に施工業者が倒産し、資金のほとんどが戻らなかったという事例もありました。
倒産した会社に支払ったお金は「債権」になるので、分配が行われても少ししか返金されないのが一般的です。工事が中断された場合は、新たに別の施工業者を探して、残りの工事を引き継いでもらう必要があります。ただ当然、追加の費用や時間のロスが発生しますから、当初の見積りよりコストが上がってしまう可能性がかなり高いです。
次に2つ目、「設置完了後に施工業者が倒産した場合」です。この場合、太陽光発電そのものは稼働し続けますが、最も大きな問題は「何かトラブルが起きても相談先がなくなる」という点です。
さらに、本来受けられるはずだった施工保証も無効になってしまい、たとえ施工ミスが見つかっても無償対応を受けられなくなるリスクが出てきます。また、たとえば太陽光パネルやパワーコンディショナが故障してしまった場合でも、多くのメーカーは「販売店経由でないと保証対応はできない」というルールを設けています。つまり、お客様が直接メーカーに問い合わせても、「まずは購入した販売店を通してください」と案内されてしまい、結果的にサポートを受けられないケースがあるのです。
「故障かな?」「発電が止まった?」そんなときに、頼れる窓口がない状況は本当に困ってしまいますよね。だからこそ、施工業者を選ぶときは、「設置後も安心して相談できるか」という視点も非常に重要になります!
3つ目は「契約中の新電力会社が倒産した場合」です。まず安心していただきたいのは、新電力会社が倒産しても、電気の供給が突然止まることはありません。
経済産業省のガイドラインに基づき、地域の一般送配電事業者が「最終保障供給」という形で電力供給を肩代わりしてくれます。ただ、この最終保障供給では通常より割高な料金が設定されているため、できるだけ早く新しい電力会社と契約する必要があります。倒産した新電力会社から通知が来たら、電気代が高くならないように供給停止予定日までに別の電力会社と契約を結びましょう!
太陽光発電業者の選び方
では、このような状況を踏まえて、太陽光発電業者や新電力会社を選ぶ際にはどんな点に注意すればよいのでしょうか?
ちょうどさっき、ユーニヴァースだけは大丈夫と言ってしまいましたが、他の業者でもこれから言うことを意識して選んでいただければ、信頼できる業者が見つかり、怪しい業者を排除することができます!まず、太陽光発電業者を選ぶ際のポイントを5つご紹介します
1.企業の経営基盤
創業年数や資本金、従業員数などから企業規模や安定性を判断しましょう。大手ハウスメーカーやメーカー系列の施工店、地域に根ざした実績のある工務店など、経営基盤がしっかりしている会社を選ぶと安心です!
2.施工実績と評判
過去の施工件数やお客さんの口コミ・評判を確認しましょう。可能であれば、実際に施工した物件や顧客の声を聞かせてもらうのも良いです!ご近所さんで設置した方がいたら、ぜひ聞いてみてください!
3.アフターサービスの質
太陽光発電は設置して終わりではなく、万が一のトラブル時にきちんとサポートしてもらえるかがとても重要です。その判断材料になるのが、実は「見積もり時の対応」です。質問に対して回答が遅かったり、返答が曖昧だったりする場合は、契約後もスムーズな対応を期待できない可能性があります。見積もり段階でのレスポンスや説明のわかりやすさをしっかりチェックして、安心して任せられる業者を選びましょう!
4.支払い条件
太陽光発電の設置では、一括前払いを求める業者には注意が必要です。
一括前払いを条件にしている場合、資金繰りが厳しかったり、十分な資金力がなかったりする可能性が考えられます。もし一括前払いを求められたら、「支払い条件を変更できないか」必ず打診してみてください。理想は、工事の進捗に応じた分割払いが可能な業者を選ぶことです。前払い金を最小限に抑え、完成・引き渡し後の支払い比率を高くすることで、リスクを大きく減らすことができます。
ちなみに、ユーニヴァースでは工事完了後に一括払いという形を取っていますので、安心してお任せいただけます!
5.契約内容の透明性
見積書や契約書の内容が明確で、不明点や疑問に丁寧に答えてくれる業者かどうかをチェックしましょう。曖昧な説明や強引な勧誘をする業者は絶対に避けてください!
電力会社の選び方
次に、新電力会社を選ぶ際のポイントを3つ紹介します!
1.企業の安定性
1つ目は「企業の安定性」です。大手企業のグループ会社の新電力や、地域の公共団体が出資する新電力は比較的安定していることが多いです
どうしても安さに拘りたいという方は、あまり聞き馴染みのない企業でも良いですが、契約する前に契約書や料金プランなどしっかり確認するようにしましょう。
2.料金プランの透明性と実質コスト
2つ目は「料金プランの透明性と実質コスト」です。一見安く見える新電力の料金プランでも、基本料金や最低料金など、実際にかかる総コストを比較することが重要です。あくまで基本料金が安いだけで、電気使用量に応じてどんどん割高になっていく料金プランもあります。
これは電気をそもそも使用しない人向けのプランですが、それを知らずに基本料金が安いという情報だけを見て契約すると後から、思ったより高い!なんてこともあります。他にも、契約期間や解約手数料なども確認しておきましょう。
3.顧客サポート体制
3つ目は「顧客サポート体制」です。問い合わせ対応や情報開示の姿勢、トラブル時の対応などをチェックしましょう。ホームページでの情報公開状況や問い合わせへの対応の早さも判断材料になります!
このようなポイントをしっかりチェックして、信頼できる業者・会社を選ぶことで、将来のトラブルを避けられる可能性がぐっと上がります!
倒産リスクに備える具体的な対策
最後に、万が一のリスクに備えるための具体的な対策をご紹介します。太陽光発電設備の導入時には、この4つの対策が有効です!
・複数の見積もり
・支払い方法の工夫
・書類をしっかり保管する
・第三者の保証を確認する
まずは「複数の見積もり」を取ってください!最低でも3社以上から見積もりを取り、比較検討するのがおすすめです。各社の提案内容や金額の違いをしっかり確認することで、不自然な高額見積もりや、実現が難しい提案を見極めることができます。
ここで注意したいのが、「一番安いから」といって即決してしまうことです。あまりにも安い業者は、施工品質が低く、後々施工トラブルにつながったり、その対応も後手後手になったりしてしまうケースがあります。逆に、「見積金額がやや高いからといって、必ずしも工事品質が高いとは限らない」という点も難しいところです。
だからこそ、見積もりを依頼したときや、質問をしたときの対応力をよくチェックしてください。質問に対して誠実かつスムーズに答えてくれるかどうか、そこにその業者の本当の「対応力」が現れます。価格だけで判断せず、総合的に信頼できる業者を選ぶことが大切です!
次に「支払い方法の工夫」です。工事の進捗に合わせた分割払いを交渉し、前払い金は最小限に抑えましょう。可能であれば、工事完了・検収後に大部分を支払う契約にできると安心です。そして「書類をしっかり保管する」こと!見積書、契約書、設計図、保証書、取扱説明書など、すべての書類を整理して保管しておくと、もし業者が倒産した際にも、他の業者への引継ぎがスムーズになります。最後に「第三者の保証を確認する」ことも大切です。メーカー保証や第三者機関による保険・保証制度が付いているかを確認しましょう。施工業者が倒産しても、これらの保証が有効であれば安心です。
次に、新電力会社との契約時には、この2つの対策が有効です。こちらも先ほどの話とかなり被っていますが、まず「契約条件をよく確認する」ことです!どんな契約でも契約書をしっかり読むことです!
ここでも料金プラン、契約期間、解約条件などをしっかり確認し、不明点は必ず質問しましょう。特に最低利用期間や解約手数料には注意が必要です!解約したくてもできない、しようとすると高額な手数料を取られるなんてことにもなりかねません。
次に「支払い方法は後払いを選ぶ」ことです。口座振替や後払いのクレジットカード決済を選び、前払いやデポジットは避けましょう。万が一、契約中の電力会社の経営状況や業界動向に関するニュースや不安な兆候があれば早めに切り替えを検討しましょう。これらの対策をしっかり行うことで、たとえ業者や会社が倒産しても、被るリスクを最小限に抑えることができます。
まとめ
ということで、今回は太陽光発電業者と新電力会社の選び方について、最新の倒産動向も踏まえてお伝えしました。
2024年から2025年にかけて太陽光発電業者と新電力会社の倒産が増加している現状では、消費者であるみなさんがしっかりと情報を集め、信頼できる業者・会社を選ぶことがとても重要です。そのために私もこうやって誠実に情報発信をしていこうと思っています。もちろん多くの方が電気代を節約できたり、環境保全のためにクリーンなエネルギーで生活したりしようとしてくださっていることは心の底から嬉しいのですが、
その一方で、「この業界は儲からない」「太陽光パネルなんて設置しても意味ない」など心無い言葉を目にする機会も増えました。実際、詐欺まがいの営業をする企業などもいて、良くも悪くも変化の激しい時代になってきています。だからこそ、私たちのような発信者の情報だけでなく、みなさん自身で一度調べてみていただきたいです。優良な企業や正しい情報とそうでないものを見極める、リテラシーをみなさんに持っていただき、ご家庭にあった暮らしづくりをしていただきたいです。
もちろん、太陽光パネルや蓄電池の設置だけでなく、設置後も上手に使えるようアフターフォローを重視している方は、見積りも受け付けていますので、概要欄の当社ホームページやLINEから質問を受け付けているのでお気軽に連絡ください。
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