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蓄電池
今回はオムロンのマルチ蓄電池プラットフォームから、新たに屋内専用の蓄電池ユニットが発売されますので、その詳細について解説していきます。OEM品である、長州産業のスマートPVマルチも同じ内容となります。
少し前に公開した動画で、外気温と蓄電池の関係についてご紹介しました。
その中でお伝えしたのが、リチウムイオン電池は外気温が0℃前後まで下がると、どうしても化学反応のスピードが落ちてしまうという点です。これによって充電や放電の効率が下がり、場合によっては一時的に動作が制限されることもあります。そのため、特に冬場に外気温が大きく下がる地域にお住まいの方は、蓄電池を選ぶときに「屋内に設置できる機種」や「ヒーターを内蔵したタイプ」を選ぶことがとても重要になってきます。そして今回ご紹介する機種は、まさにその対策にぴったりの屋内専用の蓄電池ユニットです。容量は6.5kWhと9.7kWhの2種類が用意されています。寒冷地にお住まいの方や、これから蓄電池の導入を検討されている方は、ぜひ最後までご視聴ください。

視聴者の悩みに共感&ベネフィット提示
お客様からよくいただく声に「設置スペースがない」「屋外に置きたくないけど、室内に置ける蓄電池ってなかなか無い」というものがあります。たしかに従来の蓄電池は、サイズが大きかったり、重量が重かったりして、屋内への設置が難しいケースが多くありました。

今回のオムロンの屋内専用蓄電池ユニットは、そうした悩みをしっかり解決するために開発されています。コンパクトで奥行きが抑えられているので、廊下や玄関、階段下などのちょっとしたスペースにも置きやすく、ホワイト基調のシンプルなデザインで違和感なく馴染みます。さらに、屋内設置が前提なので、冬の寒さによる性能低下を気にせず使えるのも大きな安心材料です。寒冷地にお住まいの方や、室内にすっきりと蓄電池を置きたいと考えている方にとって、まさにぴったりの選択肢になるはずです。

新ユニットの特長
では、新しく発売される屋内専用ユニットの具体的な特長についてご紹介します。
まずサイズです。6.5kWhモデルは、横幅が約45cm、高さが約72cm、奥行きがわずか13.7cmと、とてもスリムな形状になっています。重さも約63kgで、屋内に設置しても圧迫感が少なく、省スペースで置けるのが大きな魅力です。9.7kWhモデルは、横幅が約45cm、高さが約63cm、奥行きが27.5cm。重さは約100kgですが、こちらは分割構造になっていて、1つのモジュールが約45kg単位に分かれているため、搬入や設置がしやすくなっています。

従来品と比べると、設置面積や容積が約27%小型化されており、限られたスペースでも設置できるようになりました。特にマンションや戸建ての廊下、玄関脇、階段下など、今まで「置けない」と諦められていた場所にも設置しやすいのがポイントです。

さらに、屋内専用というだけでなく、使用環境も-15℃から45℃まで対応していて、寒冷地でも安心です。

オムロン・マルチ蓄電プラットフォームの特徴
今回はじめてオムロンのマルチ蓄電プラットフォームを知っていただいた方のために、この機種の特徴についてお話しいたします。このシステムの一番の強みは、パワーコンディショナの組み合わせによって柔軟に構成を変えられるところです。
たとえば、太陽光のパワコンをそのまま活かして蓄電池だけを追加する単機能タイプにすることもできますし、太陽光と蓄電池を一体で管理できるハイブリッドタイプにすることもできます。そして、停電のときに家全体をバックアップできる全負荷タイプに切り替えることも可能です。

さらにメリットとして、古い太陽光パネルにも接続できる点があります。ここでポイントになるのが「PIDリスク」と呼ばれるものです。PIDリスクとは、太陽光パネルに高電圧の負荷がかかることで、出力が著しく低下してしまう現象のことをいいます。オムロンのマルチ蓄電プラットフォームは、このPIDリスクが発生しにくいように制御してくれる仕組みを備えているため、幅広いパネルと安心して組み合わせることができます。ただし、最近の太陽光パネルは製造段階でPID対策がされているものがほとんどですので、基本的には心配する必要はありません。ただ、10年以上前に設置されたパネルの場合はPID対策がされていないケースもあります。これからハイブリッド蓄電池の導入を検討されている方は、まずお使いのパネルがPID対策されているかどうかを確認していただくと安心です。

さらに、このシステムにはAI機能も搭載されています。夜間電力のある電気料金プランにしているご家庭では、翌日の天気予報によって、夜間充電量をAIが自動調整するため、電気代の削減効果を高めることができます。また、暴風警報や大雨警報といった気象警報が発令されたときには、いつ停電が起きてもいいように蓄電池を自動的にフル充電して、電力をキープしてくれます。これらのAI機能はインターネット環境があれば無料で利用できるので、導入後の安心感や便利さにつながる大きなポイントです。

もちろんデメリットもあります。全負荷タイプにすると、蓄電池本体に加えてPVユニットやトランスユニット、パワコンといった複数の機器を外壁に取り付ける必要があるため、外観を重視される方には存在感が気になるかもしれません。また、ハイブリッドパワコンの出力は5.9kWのため、太陽光の容量が8kWを超えるような大容量の太陽光パネルを設置したい場合には、ハイブリッドパワコン1台ですべてを接続できず、別に太陽光発電用のパワコンを用意する必要があります。

このように、オムロンのマルチ蓄電プラットフォームは柔軟性が高く、幅広いシステム構成に対応できるのが大きな魅力ですが、一方で外観や大容量の太陽光発電システムには不向きといった注意点もある、ということをぜひ押さえていただければと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。新しく発売されたオムロンの屋内専用蓄電池ユニットと、もともとのマルチ蓄電プラットフォームの特徴について紹介しました。今回の6.5kWhと9.7kWhのモデルは、従来品と比べてコンパクトで、省スペースに設置できるのが大きな魅力です。そして何よりも、屋内専用モデルであるという点が、これからの選択肢として非常に大きな意味を持ちます。
リチウムイオン電池はどうしても低温環境に弱く、外気温が下がる冬場には充電や放電が制限されてしまうことがあります。しかし屋内に設置できるこの蓄電池であれば、寒冷地にお住まいの方でも冬の厳しい環境を気にせず、安定して電気を活用することができます。停電への備えや電気代の削減はもちろん、冬場でも安心して使えるという点は、長く使っていくうえでとても大きな安心材料です。これから蓄電池の導入を検討されている方にとって、まさに有力な選択肢のひとつになるのではないでしょうか。

もちろん、太陽光パネルや蓄電池の設置だけでなく、設置後も上手に使えるようアフターフォローを重視している方は、見積りも受け付けていますので、お気軽に連絡ください!
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