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太陽光発電
太陽光発電の導入を検討している方やすでに導入されている方は、検討の際に「国産の方が安心そうだけど、海外産の方が安いって聞くし、実際どっちが良いんだろう?」と考えたことはないでしょうか。今回のブログをご覧いただくと、ご家庭にはどちらが適しているのかがわかります。そして、ちょっと驚くような事実もお伝えしますので、太陽光パネル選びで後悔したくない方は、ぜひ最後までご覧ください!
最初にひとつお伝えしておきたいのは、このブログは政治的なお話ではないということです。ネットやSNSでは「太陽光パネルには陰謀がある」といった極端な意見も見かけますが、私は販売店として実際にお客様にご提案している立場から、公平に解説していきます。このブログでは、性能や価格、保証といった“製品そのもの”の違いに焦点を当ててお話しします。「良いものは良い」という視点で、これから導入を考えている皆さんに役立つ情報をお届けします。どうか誤解のないようお願いいたします。
「国産」と「海外産」の真実
早速、国産パネルと海外産パネルの違いについてお話ししていきたいのですが、最初に、ちょっと意外な事実をお伝えしなければなりません。実は「国産の太陽光パネル」と呼べるものは、現在では山口県に本社と工場を持つ長州産業の製品だけです。さらに長州産業も、パネルの心臓部分である「太陽電池セル」は中国から輸入していて、日本国内では、そのセルを組み立ててパネルに仕上げている、という形です。
一方で、かつて太陽光パネルの代表格だったパナソニックやシャープといった大手メーカーは、自社での生産からは撤退していて、今では中国のメーカーからパネルを仕入れて、自社ブランドとして販売する、つまりOEM供給を受けている形です。純粋にすべて日本国内で作られた太陽光パネルは、今は存在しません。現在日本で流通しているパネルの多くは、海外製、特に中国製が中心になっています。
そこで今回のブログでは、わかりやすく整理するために、国内で最終的な組み立てを行っている製品を「国産」、中国メーカーから完成品を仕入れているものを「中国産」と分けてお話ししていきます。私自身も日本人として国産メーカーを応援したい気持ちは強いのですが、現実としては中国製のシェアが非常に大きくなっている、というのが今の太陽光市場の姿です。
国産パネルのメリット
では次に、国産パネルのメリットを見ていきましょう!
1つ目は「パネルを1枚単位で交換できる安心感」です。もし設置したパネルのうち1枚だけが壊れてしまった場合でも、国内メーカーなら1枚単位で新しく作ってくれる仕組みがあります。海外メーカーはモデルチェンジのたびにサイズが変わってしまうことが多く、年々パネルも大型化しているため、同じサイズで交換するのが難しい場合があります。その点、国産パネルなら安心です。
2つ目は、「日本の気候や住宅事情に合わせた設計」です。国産メーカーは30年以上の実績があり、日本特有の環境に詳しいのが特徴です。長州産業では、雪が多い地域向けに「ホットパネル」という雪対策用パネルを出しています。また、日本の屋根は形が複雑で狭いことも多いため、それに合わせて台形のパネルを作り、限られたスペースでも効率よく発電できる工夫をしています。
国産パネルのデメリット
次に、国産パネルのデメリットについてお話しします。
一番大きいのは、価格が高いという点です。同じ設置容量を設置する場合でも、海外メーカーのパネルに比べて数十万円ほど高くなる場合があります。さらに、実際には「純国産」ではないという点も知っておきたいところです。パネルの核となる太陽電池セルや部品の多くは中国から輸入されており、日本国内で行っているのは太陽電池セルから太陽光パネルを製造する部分です。
そして、メリットでお伝えした「1枚単位で交換できる」という安心感ですが、実際にはその強みが活きる場面は少ないのが現実です。太陽光パネルの故障原因で多いのは落雷や雹(ひょう)などの自然災害で、この場合は1枚ではなく複数枚が同時に壊れてしまい、結局はまとめて交換が必要になります。また、設置後すぐの「初期不良」でパネルが壊れることはありますが、その場合は同じ型番の在庫があるため、特に国産の強みとは言えません。
よって、国産パネルは「安心感」や「日本向けの工夫」が強みですが、その分価格は高めです。一方で、コストや効率、保証の内容を重視する方には、これから紹介する海外製パネルのほうが魅力的に感じられるかもしれません。
中国産パネルのメリット
続いて、中国産パネルのメリットを見ていきましょう!
まず最大の魅力は、コストパフォーマンスの高さです。中国メーカーは世界中に工場を持ち、大量生産でコストを下げています。さらに技術革新のスピードも速いため、安くても性能の高い製品をどんどん市場に出しています。メーカーによっては、なんと半年ごとに新モデルを発表するところもあるほどです。その結果、導入時の初期費用を抑えられるだけでなく、発電効率が高いため、設置した環境でもより多くの電気をつくることができます。発電量が増える分、投資したお金を回収するまでの期間が短くなるというメリットもあります。以前は「中国製は安いけど壊れやすい」「効率が低い」と言われていましたが、今は状況が大きく変わっています。トップクラスの効率を持つモデルが次々と登場していて、例えば世界大手のジンコソーラーは、最新のN型セルという技術をいち早く量産化しました。
また、カナディアンソーラーは研究開発費をしっかりかけながらも大量生産でコストを下げ、「高性能なのに価格も安い」と高く評価されています。ちなみに私自身も、2025年の市場ではカナディアンソーラーを特におすすめできるメーカーのひとつだと考えています。詳しく知りたい方は、関連動画もぜひご覧ください。
中国産パネルのデメリット
一方で、中国産パネルにもデメリットはあります。それは「モデルチェンジがとても早い」ということです。「新しい技術がどんどん出るならメリットじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。確かに性能面ではプラスなのですが、その分、数年ごとにパネルの型式や仕様が変わってしまうことが少なくありません。そうなると、少し前の製品の部品や同じ型式のパネルが手に入りにくくなる、という問題が出てきます。
さらに、それに関連してもうひとつ。メーカーが次々と新しい製品を出すので、販売店によっては情報を迅速にアップデートできず、最新モデルについて十分に説明できないこともあります。私自身も新しい情報を追いかけるのは大変ですが、実際に展示会や生産現場などに足を運んでメーカーの最新情報をチェックするようにしています。とはいえ、信頼性できる大手海外メーカーであれば、日本国内でも豊富な実績があります。ですので、過度に心配する必要はありません。
結局どちらを選ぶべきか
ここまで国産と中国産、それぞれのメリットとデメリットを紹介しました。では、結論です!
安心感や日本向けの設計を重視する方には国産パネル、費用対効果や発電効率を重視する方には中国産パネルがおすすめです。ただし、実際には「どの国で作られているか」よりも、価格・効率・保証内容・屋根との相性といった条件で選ぶことが大切です。そして何より、ご自身が「これなら安心して使える」と納得して選ぶことが一番大事です。
「自分の家にはどのメーカーが合うんだろう?」と感じた方は、メーカー比較までまとめて解説している動画を用意していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「国産パネル」と「中国産パネル」の違いについてお話ししました。国産パネルには、1枚単位で交換できる安心感や、日本の気候に合わせた工夫といった強みがあります。一方で、価格が高いことや、実際にはセルや部品の多くを輸入に頼っているといった現実もあります。中国産パネルは、大量生産と技術革新による圧倒的なコストパフォーマンスや、高い発電効率が大きな魅力です。ただし、モデルチェンジが早いため、古い型の部品が入手しづらくなるといった注意点もあります。
結論として、安心感を重視するなら国産、費用対効果や発電効率を重視するなら中国産がおすすめです。ですが一番大切なのは「どこの国のパネルか」よりも、価格・効率・保証内容・屋根との相性をふまえて、ご自身が「これなら安心して使える」と納得して選ぶことです。
もちろん、太陽光パネルや蓄電池の設置だけでなく、設置後も上手に使えるようアフターフォローを重視している方は、見積りも受け付けていますので、お気軽に連絡ください!
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