ブログ・YouTubeBlog & Youtube

ブログ・YouTube Blog & Youtube
YouTube

蓄電池

【電気代節約効果アップ】家庭用蓄電池、冬のかしこい設定方法【劣化のリスク軽減】

 

寒くなってくると、太陽光発電量が減ってきたり、蓄電池の充電が遅くなったりしていきます。冬というのは太陽光発電や蓄電池にとって“少し厳しい季節”です。発電量が減るだけでなく、消費電力の高い暖房機器により、いつもより電気使用量も増えます。また、バッテリーの動作も気温の影響を受けやすくなります。

 

今回は、私が日頃お客様のアフターフォローでお伝えしている、冬にやっておくと安心な蓄電池の設定ポイントをまとめてお話ししたいと思います。当社のお客様は個別で対応しておりますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。これから蓄電池を検討されている方も、すでにお使いの方も、きっと参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

冬の太陽光発電と蓄電池の特徴

 

 

ではまず、冬の太陽光発電と蓄電池の特徴について整理してみましょう。ポイントは3つあります。

 

1つ目は、「発電量の低下」です。冬は太陽の位置が低く、日照時間も短くなります。そのため、同じ晴れの日でも、パネルに当たる光の角度が浅くなり、夏ほど発電できません。地域によっては、夏場の半分程度の発電量になることもあります。

 

 

 

 

また、太陽の高さが低いぶん、建物や電柱、樹木の影が長くなりやすく、午前や午後の時間帯に影がパネルにかかりやすくなる点も注意です。

 

 

 

 

2つ目は、「電気使用量の増加」です。冬は、エアコンやヒーター、加湿器、こたつなど、電気を使う暖房機器が増えます。これらはどれも消費電力が大きい家電なので、同じ時間生活していても、夏より電気を多く使う傾向があります。特に朝と夜の時間帯に使用が集中しやすく、蓄電池の放電が他の季節と比べて早く進みます。

 

さらにもう一点、エコキュートの消費電力量にも注意が必要です。冬はお湯を沸かすために使用する電力量が大きくなり、特に「おひさまエコキュート」など昼間に沸き上げを行うタイプをご利用のご家庭では、昼間の太陽光発電がそのまま給湯に使われるため、自家消費量が増え、蓄電池に充電される電力量が減る傾向があります。このため、冬は昼間の発電が十分あっても、蓄電池への充電が少なくなります。

 

 

 

 

「発電量が減って、電気使用量が増える」という、ダブルの要因で、太陽光発電や蓄電池を導入していても、冬は電気代が上がりやすい時期となります。

 

3つ目は、「充電速度の低下」です。外の気温が下がると、リチウムイオン電池の内部抵抗が高くなり、充電がゆっくりになります。特に朝の冷え込みが強い時間帯などは、蓄電池の機種によって、一時的に充電を制限する動作をすることもあります。しかしこれは、決して故障ではありません。バッテリーを守るために、自動で充電を抑えている仕様です。「冬は充電しにくい季節なんだ」と理解しておくだけで、心配しなくて済みます。

 

このように、冬は「発電量が減る」「使う量が増える」「充電が遅くなる」という3つの要素が重なります。

 

 

 

冬におすすめの蓄電池設定

 

 

ではここからは、冬におすすめの蓄電池の設定について解説します。

 

この季節は、いつもと同じ設定のままだと、思っているより早く電池がなくなったり、逆にあまり充電されなかったりすることがあります。そこで、2つのポイントを意識しておくと安心です。

 

1つ目は、「夜間電力をうまく活かす」ことです。夜間の電気料金が安いプランを契約しているご家庭では、夜間充電量を一時的に多めに設定しておくのがおすすめです。冬は昼間の発電量が少ないため、夜のうちにしっかり電気を貯めておくことで、朝の暖房や家電の使用を安心してまかなうことができます。特に、朝の時間帯にエアコンをつけたり、お湯を沸かしたりと、電力の消費が重なるご家庭では、この設定を見直すだけでも快適さが変わります。

 

また、おひさまエコキュートなど昼間に沸き上げを行うタイプをご利用の方は、冬は太陽光の自家消費量が増えて、蓄電池への充電量が少なくなります。エコキュートの消費電力量の増加も考慮して、夜間充電量を調整するといいでしょう。もちろん、どれくらい充電しておくのが最適かは、ご家庭の使い方や天気の傾向によっても異なります。そのため、1週間ほど様子を見ながら、使い切り方や発電量のバランスを見て調整していくのがおすすめです。

 

2つ目は、「放電下限値を高めに設定する」ことです。雨や雪で発電しない日が続き、蓄電池の残量が0%のまま何日も続くと、内部のリチウムイオン電池に負担がかかり、劣化の原因になることがあります。特に気温が低い冬場は、バッテリー残量0%の状態が続くと大幅な劣化の原因となってしまいます。そこで、放電下限値をいつもより10%ほど高めに設定しておくのがおすすめです。

 

例えば普段20%に設定している場合は、冬の間だけ30%にしておくイメージです。これによって、電気をしっかり使いつつもバッテリーを守ることができます。この設定をしておくことで、蓄電池の寿命を長く保てるだけでなく、急な停電時にも少し電気を残しておけるという安心感もあります。このように、冬は「夜間に多めに貯めておく」「下限値を少し上げておく」という2つの工夫で、蓄電池をより安全に、効率よく使うことができます。

 

 

 

これから蓄電池を設置する方へ

 

 

ここからは、これから蓄電池の設置を検討している方に向けて、冬に気をつけてほしいポイントをお話しします。特に寒冷地にお住まいの方は、蓄電池選びの段階で少し意識しておくと、あとからトラブルを防ぐことができます。

 

1つ目は、「ヒーター内蔵タイプを選ぶ」ことです。氷点下になるような地域では、外気温の影響でバッテリー内部が冷えすぎてしまい、充放電ができなくなる場合があります。そうした寒冷地で安心して使えるのが、ヒーター内蔵タイプの蓄電池です。このタイプは、内部の温度を一定に保つヒーターが内蔵されていて、低温でも安定した動作をしてくれます。現在、家庭用でヒーターを内蔵している蓄電池はHUAWEIとSUNGROWの機種のみです。氷点下でも問題なく動作できるよう設計されているため、北海道や東北、北陸などの寒い地域では特におすすめです。

 

 

 

 

2つ目は、「屋内設置タイプを検討する」ことです。外の寒さの影響を受けにくい屋内仕様の蓄電池を選ぶという選択肢もあります。例えば、玄関横の収納スペースや物置の中など、外気温の変化が少ない場所に設置することで、バッテリーの温度を安定させることができます。屋外設置タイプに比べると、施工の自由度は少し下がりますが、その分、寒さによる性能低下や劣化のリスクを抑えることができます。

 

実際に当社でも、寒冷地のお客様にはこのような屋内タイプのご相談をいただくことが増えています。地域の気候や設置場所の条件に合わせて、最適な機種を選ぶことが、長く安心して使うためのポイントです。現在、屋内設置仕様の家庭用蓄電池は、京セラのエネレッツァプラス、ニチコントライブリッドT5,T6、オムロンのマルチ蓄電プラットフォームです。

 

 

 

 

このように、これから蓄電池を設置される方は、「低温に強いタイプ」や「屋内設置」といった観点を持って選ぶことが大切です。見た目や価格だけでなく、住んでいる地域の環境に合わせて選ぶことで、長期的に安心して使い続けることができます。

 

 

 

まとめ・アフターフォローのご案内

 

 

今回は、冬の太陽光発電と蓄電池の特徴、そしてこの時期におすすめの設定についてお話ししました。冬は、太陽の高さが低くなって発電量が減り、暖房の使用で電気の消費が増え、さらに気温の低下でバッテリーの動作が遅くなる。この三つが重なる季節です。

 

だからこそ、「夜間に多めに充電しておくこと」や「放電下限値を少し高めにしておくこと」で、蓄電池をより長く、安全に使うことができます。また、これから設置を考えている方は、寒冷地向けのヒーター内蔵タイプや屋内設置タイプを選ぶことで、冬場のトラブルを防ぐことができます。こうしたポイントを少し意識するだけで、冬でもしっかり発電・蓄電を活かすことができます。

 

蓄電池は、設置して終わりではなく、季節ごとに使い方を見直すことで真価を発揮する設備です。設定の工夫ひとつで、節電効果やバッテリーの寿命は大きく変わります。

 

もちろん、太陽光パネルや蓄電池の設置だけでなく、「設定の変更方法がわからない」「自分の家に合った使い方を知りたい」という設置後も上手に使えるようアフターフォローを重視している方は、見積りも受け付けていますので、お気軽に連絡ください!

 

 

 

お問い合わせはこちら