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蓄電池
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オムロンの家庭用蓄電池、KPBP-Aシリーズで設定できる↓↓の運転モードを解説します。
運転モードの解説だけでなく、設置の状況からどの運転モードにすればいいのかオススメをお伝えします。OEM品の長州産業のスマートPVマルチを設置している方も同じ内容となりますので、オムロンKPBP-Aシリーズと長州産業のスマートPVマルチを設置した方はぜひ参考にしてください。
経済モード
まず、経済モードは、太陽光発電の余剰電力をすべて売電します。蓄電池への充電は夜間電力のみで、夕方以降、おうちで使う電力量が太陽光発電量を上回ったときから、蓄電池に充電した電力をなくなるまで使い続けます。経済モードにする方は、FIT期間中売電しながら、蓄電池によってさらに電気代を節約したい方にオススメです。
安心モード
次に、安心モードは、停電に備えて蓄電残量維持を優先します。基本的な動作は経済モードと同じで、夜間電力を充電しますが、太陽光発電した余剰電力はすべて売電します。夕方以降、おうちで使う電力量が太陽光発電量を上回ったときから、蓄電池に充電した電力を、設定した蓄電残量になるまで使い続けます。安心モードにする方は、FIT期間中売電しながら、停電対策もしっかりしたい方にオススメです。蓄電残量を多く設定すればいつ停電しても安心ですが、その分経済効果は低くなります。
↓↓が、各運転モードの余剰電力の用途と蓄電池の充放電動作の一覧になっています。
余剰電力をすべて売電するモードが経済モードと安心モードで、充電優先するモードがこれから説明するグリーンモードです。蓄電池への充電は、経済モードと安心モードが夜間電力だけ充電し、グリーンモードは夜間電力と太陽光発電した余剰電力を、1日2サイクル充放電します。また、蓄電池からの放電は、安心モードのみが一定の蓄電残量を残しますが、経済モードとグリーンモードは蓄電残量がなくなるまで放電します。
グリーンモード
最後に、グリーンモードは、自家消費を優先して効率よく電気を使います。具体的には、太陽光発電した余剰電力を、売電せず、蓄電池へ充電することを優先します。蓄電池へ充電しきれなかった電力は最終的に売電します。夕方以降、おうちで使う電力量が太陽光発電量を上回ったときから、蓄電池に充電した電力をなくなるまで使い続けます。
グリーンモードにする方のほとんどは、固定価格買取制度FITが終了した方です。売電するよりもおうちで使った方が経済効果が高いので、FITが終了した方は忘れずに切替えしてください。
まとめ
オムロンKPBP-Aシリーズの運転モードの解説は以上です。FIT期間中に蓄電池を設置された方は、経済モードからグリーンモードへの切替を忘れないようにしてください。また、オムロンKPBP-Aシリーズの特長である、天気予報や気象警報連携ができる人工知能AI機能は、グリーンモードにしないと利用できません。Webの登録も必要なので、そちらも注意してください。
蓄電池選びでこんなことに悩んでるよとか、他社で見積をもらったけどこれって安いの?高いの?よくわからないよという方は気軽にお問い合わせください。