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蓄電池

【2026年】家庭用蓄電池の価格が大幅に値上げをするかもしれません

 

 

年が明けて2026年になりました。今回は、「今年、蓄電池の価格はどうなるのか?」というテーマで解説していきます。

 

太陽光パネルや蓄電池について、ある程度調べている方や、このチャンネルを普段から見ていただいている方はご存じだと思いますが、最近の太陽光発電業界は、かなり勢いよく成長しています。その影響で、さまざまな企業が新しく参入してきています。太陽光パネルでは、中国メーカーが半年に1回のペースで新製品を発表していますし、蓄電池の分野では、自動車メーカーも参入してきました。こうした流れの中で、メーカー同士の価格競争が激しくなり、ここ数年は太陽光パネルや蓄電池の本体価格が、少しずつ下がってきました。そのため、「今年もさらに安くなるのでは?」と期待している方も多いと思います。正直、私自身もそうなってほしいと思っていました。

 

ですが、結論からお伝えすると、2026年の蓄電池価格は、値上げ方向に進む可能性が高いと見ています。

 

なぜそう言えるのか。そして、こうした状況の中で、蓄電池はいつ導入するのが正解なのか。この動画を最後まで見ていただければ、2026年の蓄電池市場の動きと、導入タイミングで失敗しない考え方がわかります。ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

 2025年末時点の世界バッテリー価格動向

 

 

まず、2026年の価格動向を見る前に、2025年末時点での世界のバッテリー価格から確認していきましょう。

 

冒頭でもお伝えしましたが、世界全体で見ると、バッテリー価格は今もなお、過去最安値を更新し続けています。Bloombergが2025年12月9日に発表した最新の調査によると、リチウムイオン電池パックの世界平均価格は、1kWhあたり108ドルまで下がっています。

 

ただ、「108ドルと言われても、正直ピンとこない」という方がほとんどだと思います。どれくらい安くなってきたのかというと、今、画面に表示しているように、バッテリー価格は毎年、着実に下がり続けているという状況です。

 

 

ここまで価格が下がっている理由はシンプルで、世界の蓄電池市場で、メーカー同士の価格競争が激しくなっているからです。ここまで聞くと、「じゃあ2026年は、さらに安くなるんじゃないか」そう思いますよね。ただ、残念ながら日本は、世界とまったく同じ流れにはなっていません。

 

 

 

 日本の家庭用蓄電池市場

 

 

では、日本の家庭用蓄電池市場について見ていきます。

 

実は、日本の家庭用蓄電池の価格は、世界のバッテリー価格と比べると、かなり高い水準になっています。場合によっては、世界市場の数倍という価格差があることをご存じでしょうか。経済産業省が2025年1月に発表したデータによると、2023年度の家庭用蓄電システムの価格は、本体価格だけで1kWhあたり約11万円、工事費を含めると約12万円となっています。

 

 

ただし、ここで注意してほしいのが、この数字はあくまで「補助金を申請できる上限価格」、つまり1kWhあたり14.1万円以下の製品だけを対象にしたデータだという点です。実際に、補助金を使わずに導入しようとすると、日本の家庭用蓄電池は1kWhあたり15万円から20万円くらいになるケースが、今でも珍しくありません。

 

一方で、世界市場のバッテリー価格はどうかというと、1kWhあたりおよそ1万円まで下がっています。この数字を比べてみると、「日本の蓄電池って、かなり高いな」と感じる方も多いと思います。なぜここまで価格差が出てしまうのかというと、バッテリーそのものの価格に加えて、日本では流通にかかるコストや工事費、そしてJET認証などの国内向けの認証や各種基準に対応するための費用が、いくつも上乗せされているからです。

 

こうした背景があるため、日本の家庭用蓄電池は、世界的に価格が下がっている流れの中でも、なかなか安くなりにくい状況が続いています。

 

 

 

 2026年の家庭用蓄電池の価格予想

 

ここまで2025年までの動きを見てきましたが、それを踏まえたうえで、2026年の日本の家庭用蓄電池の価格はどうなるのか、ここからは私の見解をお伝えします。

 

結論から言うと、価格は下がるのではなく、横ばい、もしくは上昇する可能性が高いと考えています。

 

 

まず一つ目の理由が、円安による輸入コストの高止まりです。2024年から2025年にかけて、ドル円の為替レートはおおよそ143円から160円と、かなりの円安水準で推移してきました。そして、主要な金融機関の2026年の予測を見ても、140円から155円あたりが想定されていて、円高に大きく振れる見通しは、今のところ出ていません。

 

 

家庭用蓄電池の中でも、特にコストの割合が大きいリチウムイオン電池のセルは、ほぼ海外からの輸入に頼っています。そのため、円安が続けば続くほど、仕入れコストは下がりません。結果として、メーカーや販売店は価格を維持せざるを得ませんし、もし円安がさらに進めば、今より価格が上がる可能性も出てきます。

 

そして二つ目の理由が、人件費の継続的な上昇です。2025年度の最低賃金は1,121円となり、これは過去最高の水準です。さらに政府は、2029年までに時給1,500円を目標に掲げていて、この目標を達成するには、今後も毎年かなりのペースで賃金が上がっていく必要があります。

 

 

実際に、工事費の算出に使われる公共工事設計労務単価も、2025年度は前年比で+6.0%と、13年連続で上昇しています。家庭用蓄電池の場合、設置工事費は、本体価格などを含めた全体コストのうち、およそ15〜20パーセントを占めています。つまり、人件費が上がれば、その分は確実に価格に影響してくるということです。

 

ここまでをまとめると、日本では円安が続いていること、そして人件費が今後も上がり続けること。この二つの要因が重なることで、2026年の家庭用蓄電池の価格は、下がるどころか、横ばいか、場合によっては上昇する可能性が高いと予測しています。

 

 

 

 今、家庭用蓄電池を買うべきか?それとも待つべきか?

 

ここまで聞いていただいて、「じゃあ、蓄電池が安くなるまで待った方がいいのかな?」それとも「今すぐ買った方がいいのかな?」と迷っている方も多いと思います。ここからは、いつ蓄電池を買えば、タイミングを失敗しにくいのかについてお話しします。

 

結論から言うと、私は“今買う”ことをおすすめしています。これは販売店だから言っているわけではありません。ちゃんと理由があります。その一番の理由が、電気代が上がり続けているからです。蓄電池の価格が下がるスピードと、電気代が上がるスピード。この二つを比べると、電気代が上がるスピードのほうが明らかに早いと感じています。だから私は、「安くなるのを待つ」よりも、今から電気代を節約し始めた方がいいという考えです。

 

では具体的に、電気代がどれくらいのペースで上がっているのかを見ていきましょう。2024年の家庭向け電気料金の平均単価は、1kWhあたり約36.7円でした。ところが2025年は、円安の影響で発電に必要な燃料や原材料の輸入コストが増えたこと、さらに再エネ賦課金が3.49円から3.98円に引き上げられたことで、電気代はさらに高くなっています。

 

ここで参考になるのが、住宅用の電気代シミュレーションやエネルギー分析を行っているサービスである、エネがえるの分析です。エネがえるの分析では、2030年には電気料金が1kWhあたり約45円になると予測されています。

 

 

一般的な家庭の電気使用量は、月に350kWh~400kWhと言われています。これを今の単価と将来予測で比べて計算すると、月の電気代は約3,300円上がる計算になります。年間で見ると、約4万円です。

 

では次に、蓄電池の価格が下がるスピードを見ていきましょう。Bloombergの予測では、世界全体で見たバッテリーパック価格の下落率は、年に3〜8%程度とされています。ただし、これはあくまで世界基準の話です。先ほどもお伝えした通り、日本では円安と人件費高騰という大きな要因があります。これを踏まえると、日本市場で蓄電池の価格が10万円下がるまでには、おおよそ3年から5年くらいかかる計算になります。

 

仮に、3年待って10万円安くなったとします。でも、その3年間で蓄電池を使って節約できる電気代と比べると、先に導入した方が経済効果としては、約2万円お得になります。さらに、あまり考えたくはありませんが、円安がさらに進んだり、政府の電気代補助が縮小されたりすると、電気代は今よりもっと高くなる可能性があります。

 

そうなると、日々の節約金額はさらに大きくなるため、3年や5年待ってから導入するよりも、今導入した方が、より経済的になります。そして、もう一つ。今、導入を検討した方がいい理由があります。それが、補助金は早く終わってしまうという点です。

 

2025年度のDR補助金は、制度が始まってから、わずか約2か月で予算が満了して終了しました。2026年度も同じような状況になる可能性が高いため、「そのうち考えよう」と思っていると、補助金のチャンスを逃してしまうリスクがあります。

 

だからこそ、蓄電池の導入を少しでも検討しているのであれば、早めに情報を集めて、早めに準備を始めることがとても重要だと私は考えています。

 

 

 

 まとめ

 

ということで今回は、2026年の蓄電池価格がどうなりそうなのか、そしてなぜ今、導入を検討した方がいいのかについてお話ししてきました。

 

世界全体で見ると、蓄電池の価格は確かに下がり続けています。ただ、日本に限って言えば、円安と人件費の高騰が続いている影響で、2026年も蓄電池の価格は、下がるというより、横ばいか、場合によっては上がる可能性が高いと考えています。

 

一方で、電気代はどうかというと、こちらは今後も上がっていくと予想されています。そう考えると、蓄電池が10万円安くなるのを3年から5年待つよりも、今導入して、1年から2年で10万円以上の電気代を節約していく方が、結果的に、圧倒的に経済的です。

 

蓄電池は「いつか安くなったら買うもの」ではなく、電気代が上がり続ける時代だからこそ、早く使い始めるほど経済効果が積み上がる設備だと、私は考えています。

 

もちろん、「設定の変更方法がわからない」「自分の家に合った使い方を知りたい」という設置後も上手に使えるようアフターフォローを重視している方は、見積りも受け付けていますので、お気軽に連絡ください!

 

 

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