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蓄電池
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最近蓄電池を導入されたお客様から、「基本料金がない新電力会社の電気料金プランが始まっているけど、今の安い深夜電力がある、時間帯別の電気料金プランとどっちが安くなるの?」という質問が多く寄せられています。
実際にENEOSでんきや楽天でんきなど、基本料金がない電気料金プランが登場しています。弊社では太陽光発電や蓄電池、エコキュートを設置している方にとって有効な電気料金プランを都度紹介しています。
今回は、太陽光発電と蓄電池を導入しているご家庭の状況から時間帯別プランのままにした方がいいのか、基本料金がない従量電灯プランにした方がいいのか説明します!
卒FITを迎えたご家庭
早速結論からいうと、固定価格買取制度FITが終了した、つまり卒FITを迎えて蓄電池を導入したご家庭は、時間帯別プランから基本料金がない従量電灯プランに変更した方が、電気料金は節約できる可能性があります。
卒FITを迎えると売電よりも自家消費の方が経済効果は上がるため、太陽光発電しなくなった夕方以降は、蓄電池に貯めた電力をなくなるまで使います。導入した蓄電池の容量や、ご家庭の電力使用量によって使い切る時間帯は変わってきますが、蓄電池を導入することによって、電力会社から買う電力を少なくすることができます。電力会社から買う電力が少なくなれば、A社は1kWhあたり15円で、B社は1kWhあたり20円などの、電気料金プランによって異なる電力単価の差の影響が少なくなります。また、支払う電気料金全体として、基本料金が占める割合が大きくなります。
極端な例だと、太陽光発電した電力を蓄電池に貯めて、翌朝太陽が出るまで、その蓄電池に貯めた電力だけでおうちの電気をまかなうことができれば、電力会社から買う電気はないので、基本料金だけ支払うことになります。よって基本料金がない従量電灯プランにした方がお得です!
実際には天候にも左右されるので、電力会社から買う電気をゼロにすることはできませんが、蓄電池を導入して減った、毎月の電力使用量によって、時間帯別プランの方がいいのか、従量電灯プランの方がいいのかのラインがあります。まずは蓄電池を導入して1年間、電力会社からどれくらい電気を購入しているか、電力量を把握してから、検討している基本料金がない従量電灯の料金と比較してみてください。
FIT期間中のご家庭
一方、2020年以前に太陽光発電を設置して、まだFIT期間中に蓄電池を導入されたご家庭は、時間帯別プランのままでいいです。売電単価が高いので、蓄電池に太陽光発電した電力を貯めると経済効果が下がるので、FIT期間中は、安い深夜電力だけを蓄電池に貯めます。その貯めた電力を太陽光発電しない、電力単価が高い朝や夕方の時間帯に使うことで、経済効果が得られます。
電気料金プランを従量電灯にすると、いつ電気を買っても電力単価が同じなので、夜貯めた電気を他の時間で使っても全く意味がありません。FIT期間中のご家庭は、卒FITを迎えてまず1年間、電力会社からどれくらい電気を購入しているか、電力量を把握してから、検討している基本料金がない従量電灯の料金と比較してみてください。
まとめ
家庭用蓄電池を導入したあとの電気料金プランを、深夜電力が安い時間帯別プランにすべきか、従量電灯プランにすべきかについては以上です!卒FITを迎えたご家庭は、基本料金0円の従量電灯プランの方が、電気代が節約できる可能性があります。まずは蓄電池を導入して1年間、電力会社からどれくらい電気を購入しているか、電力量を把握してから、検討している従量電灯料金と比較してみてください。
また、FIT期間中のご家庭は、卒FITを迎えてまず1年間、電力会社からどれくらい電気を購入しているか、電力量を把握してから、検討している基本料金がない従量電灯の料金と比較してみてください。
もちろん太陽光発電や蓄電池の導入でこんなことに悩んでるという方は、気軽にお問い合わせください。
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