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蓄電池
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今回は、冬場に見直してほしい家庭用蓄電池の設定項目と、かしこい設定方法について紹介します!
2021年の年末や2022年が始まってからは各地で記録的な積雪が発生しています。その影響で、例年よりも多くの暖房器具を使って電気代が高くなっていないでしょうか。当社のお客様でも、急に寒くなってきたことで朝方にたくさんの暖房を使ってしまったり、テレワークなどで在宅する時間が増えたりしたことで、蓄電池の電力を午前中のうちに使い切ってしまう方もいらっしゃいます。太陽光発電量も冬場はその他の季節と比較してそれほど多くないですし、電力会社から昼間の高い電力を買っているのではないでしょうか。
そういった場合は、蓄電池の放電時間を1月、2月の冬場だけでも設定を見直して変更することで電力代を削減できる可能性があります。今回のその放電時間のかしこい設定方法について紹介します!
消費すべき電力の優先順位
まず、この設定内容を理解するために、電力会社からできるだけ買いたくない電力とおうちで消費したい電力の優先順位を整理しておきます。それがこちらになります。
電力会社からできるだけ買いたくない、1番消費したくない電力は、価格が最も高い昼間に買う電力です。逆におうちでできるだけ消費したい、1番消費したい電力は、ご自宅の太陽光発電で発電した電力です。
設定見直し改善前
こちらは、HUAWEIのLUNA2000を設置された当社のお客様の1月のある1日の消費電力と蓄電池放電量の推移です。まだFIT期間中で、東京電力の電化上手の夜11:00~朝7:00の夜間電力のみを充電して、朝7:00~夜11:00に放電する設定をしていました。
朝方にあまり電気を使わなかったり、日の出が早く太陽光発電量も多かったりする春、夏、秋では、この設定でも問題ありませんが、冬場の特に1月や2月はたくさん暖房を使うし、日の出が遅いため太陽光発電する時間も遅くなります。結果、電力会社からできるだけ買いたくない、1番消費したくない電力は午前10:00~夕方5時の1kWhあたり32円の電力にもかかわらず、1kWhあたり26円の朝7:00~10:00に蓄電池の電力のほとんどを消費してしまっています。
設定見直し改善後
このような状況なら設定変更でさらに電気代を削減できるチャンスです!朝7:00~10:00は充電も放電もしない待機時間にして、午前10:00~夜11:00に放電時間を変更することで、買電量は同じなのに電気代を1kWhあたり差額の6円安くすることができます。
たかが6円と思うかもしれませんが、10kWhの蓄電池を導入していた場合、単純計算でも6円/kWh×10kWh/日×30日で1,800円。たった1回の設定変更をするだけで、ひと月1,800円の電気代が浮きます!
まとめ
これはFIT期間中の方だけでなく、FIT終了した方にも同じことが言えます!蓄電池の電力を午前中にほとんど消費している方は、放電時間を見直してください。蓄電池を導入している方なら1日で蓄電池に貯めた電力がどの時間に使われているかモニターで確認することができます。設定変更で電力が1番高い時間に消費できるようになれば今よりもさらに電気代を削減することができます!
もちろん、蓄電池の設置だけでなく、設置後も上手に使えるようアフターフォローを重視している方は、見積りも受け付けていますので、気軽に連絡ください。
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