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太陽光発電
蓄電池
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今回は、見積もり依頼を受ける際に必ずご質問を受ける「太陽光発電と蓄電池の機器って何があってどこに設置するのか?」について解説いたします!
電気代の上昇に伴って、電力会社からの買電量を抑えて電気代を節約するために、太陽光発電と蓄電池を導入したいという方が非常に増えています!もちろん、太陽光パネルや蓄電池ユニットは設置するものの、それ以外にも設置する機器があります。それらの機器はどんなもので、どこに設置されるのか、そして設置スペースがあるのかなど、気になることが多いです。
今回は、太陽光発電と蓄電池を同時に設置する場合に、どんな機器がどこに設置されるのか説明します。また、具体例として、当社ユーニヴァースでも施工事例の多い蓄電池、ダイヤゼブラ電機のアイビス7と、オムロンのマルチ蓄電プラットフォーム、HUAWEIのLUNA2000について、実際の施工写真をお見せしながら紹介させていただきます。太陽光発電や蓄電池の導入を検討しているけど、なかなかイメージできていなかった方は、ぜひこの動画を参考にしてください!
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太陽光発電システムのみ
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太陽光発電と単機能タイプ蓄電池
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太陽光発電とハイブリッドタイプ蓄電池
に分けて説明いたします。単機能タイプとハイブリッドタイプの違いについては、概要欄にある蓄電池の選び方という動画で解説していますので、そちらでご確認ください。
太陽光発電システムのみ
太陽光発電システムのみの場合に設置される機器について説明します。まず、太陽光パネルがご自宅の屋根に設置されます。次に、発電した電力を集めてパワーコンディショナへ送る接続箱、発電した直流の電力を自宅で使う交流の電力に変換するパワーコンディショナ、発電量や消費電力量をみるモニターが設置されます。太陽光パネルからご自宅の分電盤までのケーブルは基本的に最短距離で配線され、その間に接続箱とパワーコンディショナが設置されます。
接続箱は屋外に設置されます。パワーコンディショナは屋内用と屋外用を選ぶことができます。屋内用の場合はご自宅の分電盤のすぐ近くに設置されます。ほとんどのご自宅で分電盤は洗面所にありますので、その場合、屋内用パワーコンディショナも洗面所に設置されることとなります。
一方、屋外用の場合は、同じく分電盤近くの外の壁に設置されます。分電盤が洗面所にある場合は、洗面所やお風呂の外の壁の周辺に設置されます。直射日光が当たらないことも設置条件の1つですので、場合によっては分電盤から少し離れた場所になることもあります。モニターはパワーコンディショナ近くの洗面所や台所などに設置します。
太陽光発電+単機能蓄電池
単機能タイプの蓄電池を設置する場合は、蓄電池用のパワーコンディショナと蓄電池ユニット、停電時用分電盤、モニターが設置されます。
停電時用分電盤は、停電になったときに太陽光発電と蓄電池の電力へ切り替えたり、ブレーカーの役割を果たしたりする機器で、ご自宅の分電盤のすぐ近くに設置します。特定負荷用分電盤はご自宅の分電盤と比べて幅がかなり小さいですが、全負荷用分電盤はご自宅の分電盤と同じくらいの大きさとなります。特定負荷と全負荷の違いについても、概要欄にある蓄電池の選び方という動画で解説していますので、そちらでご確認ください。
蓄電池ユニットは、機種によって屋内設置か屋外設置かが決まります。どちらか選択できる機種もあります。また、大きな蓄電ユニットに蓄電池用のパワーコンディショナが内蔵されている機種もあります。蓄電池用のパワーコンディショナと蓄電池ユニットは太陽光発電用のパワーコンディショナと分電盤に接続されるため、屋外設置の場合は分電盤近くの外の壁に設置することが基本となります。蓄電池も直射日光が当たらないことが設置条件の1つですので、場合によっては分電盤から少し離れた場所になることもあります。
モニターは太陽光発電と同時に設置する場合は、蓄電池モニターのみを設置します。太陽光発電に蓄電池を後付けする場合は、既設の太陽光発電用のモニターと交換します。
太陽光発電+ハイブリッド蓄電池
ハイブリッドタイプの蓄電池を設置する場合は、ハイブリッドパワーコンディショナと蓄電池ユニット、停電時用分電盤、モニターが設置されます。
単機能タイプと大きく違うところは、ハイブリッドタイプなので、太陽光発電と同時に設置する場合は、太陽光発電用のパワーコンディショナがいらなくなります。太陽光発電にハイブリッド蓄電池を後付けする場合は、既設の太陽光発電用のパワーコンディショナを取り外すこととなります。それ以外は単機能タイプの蓄電池と同じです。
では次に、具体例としては、当社ユーニヴァースでも施工事例の多い蓄電池、ダイヤゼブラ電機のアイビス7と、オムロンのマルチ蓄電プラットフォーム、HUAWEIのLUNA2000について、実際の施工写真を見ながら紹介させていただきます。
ダイヤゼブラ電機のアイビス7
1つ目の具体例として、ダイヤゼブラ電機のアイビス7の設置機器について解説いたします。OEM品の長州産業スマートPVプラスも同じ内容となります。
アイビス7は全負荷対応ハイブリッドタイプの蓄電池です。ハイブリッドパワーコンディショナと蓄電池ユニット、停電時用全負荷分電盤が設置されます。オプションでモニターを設置することも可能ですが、基本的にはハイブリッドパワーコンディショナからご自宅のインターネットルーターと接続させることで、スマホやタブレットなどの専用アプリで発電量や蓄電量をモニタリングすることとなります。パワーコンディショナと蓄電池は屋外設置専用となります。
この写真では、停電時用全負荷分電盤は洗面台にある分電盤のすぐ横に設置してハイブリッドパワーコンディショナと蓄電池ユニットは、その洗面所のすぐ外の壁と床に設置しました。オプションのモニターも洗面所に設置しました。
オムロンのマルチ蓄電プラットフォーム
2つ目の具体例として、オムロンのマルチ蓄電プラットフォームの設置機器について解説いたします。OEM品の長州産業スマートPVマルチも同じ内容となります。
マルチ蓄電プラットフォームは機器の組み合わせによって
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特定負荷対応単機能タイプ
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特定負荷対応ハイブリッドタイプ
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全負荷対応ハイブリッドタイプ
の蓄電池にすることができます。
特定負荷対応単機能タイプでは、蓄電池用のパワーコンディショナと蓄電池ユニット、停電時用特定負荷分電盤、そしてゲートウェイと呼ばれるリモコンが設置されます。ゲートウェイは蓄電池用のパワーコンディショナと接続して蓄電システムの設定をしたり、ご自宅のインターネットルーターと接続して、スマホやタブレットなどの専用アプリで発電量や蓄電量をモニタリングしたりできます。パワーコンディショナは屋外設置専用となりますが、蓄電池ユニットは設置スペースによって屋外設置と屋内設置を選ぶことができます。
特定負荷対応ハイブリッドタイプでは、単機能タイプの機器から、太陽光発電用のパワーコンディショナをPVユニットに置き換えた構成となります。単機能タイプと機器の数はかわりませんが、PVユニットは屋外設置専用となります。
全負荷対応ハイブリッドタイプでは、特定負荷対応ハイブリッドタイプの機器に、トランスユニットを追加して、停電時用分電盤を特定負荷用から全負荷用に置き換えた構成となります。トランスユニットはパワーコンディショナとPVユニットと同様に屋外設置専用となります。
この写真は、全負荷対応ハイブリッドタイプの蓄電池を設置したときのものです。停電時用全負荷分電盤は洗面台にある分電盤のすぐ横に設置して、PVユニットとパワーコンディショナ、トランスユニット、蓄電池ユニットは、その洗面所のすぐ外の壁と床に設置しました。ゲートウェイも洗面所に設置しました。
HUAWEIのLUNA2000
3つ目の具体例として、HUAWEIのLUNA2000の設置機器について解説いたします。
LUNA2000は特定負荷対応ハイブリッドタイプの蓄電池で、トランスユニットを追加することで全負荷対応にすることができます。ハイブリッドパワーコンディショナと蓄電池ユニット、停電時用分電盤、データロガーと呼ばれるHEMSが設置されます。
データロガーはオムロンのマルチ蓄電プラットフォームのゲートウェイと同様に蓄電池用の蓄電システムのモニタリングや設定を変更したりするために、ご自宅のインターネットルーターと接続します。パワーコンディショナは屋外設置専用となりますが、蓄電池ユニットは設置スペースによって屋外設置と屋内設置を選ぶことができます。
この写真は、トランスユニットを追加して全負荷対応にしたもので、停電時用全負荷分電盤は洗面台にある分電盤のすぐ横に設置して、パワーコンディショナ、トランスユニット、蓄電池ユニットは、その洗面所のすぐ外の壁と床に設置しました。データロガーは分電盤横にボックスを設けてそちらに収納しました。
まとめ
今回は、太陽光発電と蓄電池を同時に設置する場合に、どんな機器がどこに設置されるのか、当社ユーニヴァースでも施工事例の多い蓄電池の具体例とあわせて解説させていただきました。太陽光発電や蓄電池の導入を検討中の方は設置したときのイメージをしてみてください!
太陽光発電や蓄電池の設置だけでなく、設置後も上手に使えるようアフターフォローを重視している方は、見積りも受け付けていますので、気軽に連絡ください。
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