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蓄電池
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今回は、家庭用蓄電池の導入に向いてる人、向いてない人について解説します!
最近は、物価上昇だけでなく、電気代も高くなっています。特に中国電力では2021年1月の燃料調整費が1kWhあたり-2.40円だったのに対して、2022年10月は+11.56円となり、1年半で約14円も高くなりました。環境省から出ている1世帯あたりの平均消費電力量は4322kWhですので、年間で6万円以上も高くなっていることとなります。
このような状況で、太陽光発電システムや家庭用蓄電池に関する問い合わせが増えていて、興味を持つ方が増えていることを実感しています。家庭用蓄電池とは、蓄電池、バッテリーの中でもご自宅の電力系統、住宅用分電盤に接続された状態にある蓄電池のことをいいます。ポータブル蓄電池のように、コンセントに挿して充電する必要はありませんが、そのかわりに持ち運ぶことができません。
太陽光発電システムの導入費用はかなり安くなって、一般住宅でも導入しやすく、電気代節約効果は見込めるものの、家庭用蓄電池は2015年からそこまで安くなっておらず、最近の物価上昇によって、値上げが始まっています。もともと太陽光発電や家庭用蓄電池は高価な買い物ですので、興味があっても、自分が求める効果や目的が達成されるのかしっかり見極めることが大切です。
今回は、家庭用蓄電池について、導入するメリットがあるのか、安いポータブル蓄電池だけでも十分なのか、電気自動車やV2Hを上手に使えばいいのか、それとも太陽光発電システムだけいいのかがわかります。現在、家庭用蓄電池を検討中の方は参考にしてみてください!
家庭用蓄電池に向いてる人
早速結論からいうと、家庭用蓄電池の導入に向いている人は、「太陽光発電を利用して電気代を節約したい人」かつ「停電になっても何もしなくても大丈夫という安心を得たい人」です。この両方を目的としている場合は家庭用蓄電池を導入する価値があります。
まず、家庭用蓄電池単体では導入費用が高く、高額な補助金がない限りもとをとることができません。ですので「太陽光発電を利用して電気代を節約したい」だけが目的だと、節約できる電気代以上に出費が高くなるため意味がありません。「太陽光発電を利用して電気代を節約したい」だけなら、太陽光発電システムだけ導入すれば十分です。また、太陽光発電システムを導入して10年以上経って、パワコンの交換時期になってもパワコンだけ交換すればいいです。
また、わざわざ家庭用蓄電池じゃなくても電気自動車を持っていて、太陽光発電している日中に電気自動車がご自宅にある生活をしている方は、家庭用蓄電池よりも比較的安いV2Hシステムを導入するのをオススメします。電気自動車を持っていない、または日中に電気自動車で外出して自宅にない人は、家庭用蓄電池の方が電気代節約に役立てることができます。
次に、家庭用蓄電池は電気代節約かつ、停電対策もしっかりしたいという人に向いています。
冒頭でもお伝えしたように、家庭用蓄電池はポータブル蓄電池や電気自動車と違い、ご自宅の電力系統、住宅用分電盤に接続されています。そのため、停電になったら自動で蓄電池に切り替わります。停電になっても何もしないで、いつものコンセントで電気を使える安心を得たい人にはオススメです。
ポータブル蓄電池の場合、ポータブル蓄電池にあるコンセントを使うことになります。太陽光発電システムのみの場合は、太陽光発電中にパワコンを自立運転に切り替えてから、自立用コンセントを使うことになります。想定している停電期間が短い期間で、必要最低限の電気さえ使えればいいという方は、ポータブル蓄電池や太陽光発電のみでいいと思います。家庭用蓄電池をわざわざ導入する必要はありません。
電気自動車とV2Hの場合は、いつものコンセントで電気を使えるものの、電気自動車の電気を使うまで、停電で動かなくなったV2Hシステムを手動で起動させるなどの操作が必要です。こんな手間なんて全然問題ないよという人も家庭用蓄電池をわざわざ導入する必要はありません。
まとめ
「太陽光発電を利用して電気代を節約したい人」かつ「停電になっても何もしなくても大丈夫という安心を得たい人」が、家庭用蓄電池の導入に向いている人です。電気自動車の使い方や想定している停電期間によって、ご家庭にあったシステムの組み合わせがかわりますので、検討中の方は是非ご相談ください!
もちろん家庭用蓄電池選びでこんなことに悩んでるという方は、質問や見積も受け付けているので気軽に連絡ください。
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