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太陽光発電

【高効率N型太陽光パネル】ハンファQセルズ(Qcells)のQ.TRONの仕様・性能

 

 

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今回は、世界トップクラスの太陽電池モジュールメーカー「Qセルズ」を展開するハンファジャパン株式会社から、2024年4月から発売される、高効率N型太陽電池パネル「Q.TRON」を紹介いたします!

 

今やご家庭の節電対策として普及が進んでいる太陽光発電システムですが、非常に高価な買い物なので、失敗したくないですし、できるだけ高効率で、かつ長く使うことができるものを選びたいです!太陽光発電システムを選ぶ際には、信頼性の高いメーカーの製品を選ぶこと、コストパフォーマンス、保証内容を確認することがポイントです!

 

太陽光パネルメーカーの1つであるハンファジャパンは、世界710ヵ所の拠点をもち、再生可能エネルギー関連事業をはじめ化学品、鉄鋼、機械・設備、自動車部品、IT関連機器など、多部門にわたる基幹産業のアジア諸国間での輸出入業務と日本市場での販売事業を30年以上にわたり展開しています。2011年から日本の太陽光事業に参入し、2022 年12月には、日本向けの太陽電池パネル出荷量累計 7.3GW、住宅用販売棟数 120,000 棟を達成しています。

 

信頼性の高いメーカーであることはもちろんのこと、高性能な製品の割に価格も非常に安く、今回のQ.TRONシリーズは出力保証だけでなく、製品保証も25年となり、長く安心してご使用できるようになりました。特に今回はQ.TRONシリーズのN型太陽電池セルの特長や構造について詳しく解説いたします。高効率な太陽光パネルを長く安心して使いたいという方は、是非太陽光選びの参考にしてください。

 

 

 

 

ラインナップ

 

まず、Qセルズ太陽光パネルのQ.TRONのラインナップは、430Wと285Wの2種類です。430Wパネルの大きさは1722mm×1134mmで、従来415Wと同じ大きさです。効率は0.7%向上しています。285Wパネルの大きさは1722mm×766mmで、これも従来275Wと同じ大きさです。効率は0.8%向上しています。設計の際はこれら2種類のパネルを組み合わせて設置することができます。

 

 

 

 

海外メーカーの太陽光パネルは、発電効率が高いことや価格が安いことがメリットです。ただ、パネル1枚の大きさが国内メーカーの太陽光パネルより大きいため、屋根のサイズによっては効率的に設置できない場合があることがデメリットですので、設置容量を重視する場合は、他社の太陽光パネルと十分に比較検討してください。

 

 

N型太陽電池セルとは?

 

次に、Q.TRON最大の特長である「N型太陽電池セル」について紹介します。

 

N型とは、太陽電池セルに使用されている半導体の構造に関連する用語です。半導体にはN型とP型の2種類があります。詳しい構造については省略しますが、N型とP型の構造の違いによって電気的な特性も異なります。

 

Q.TRONで採用されているN型太陽電池セルは、光を逃がしにくい構造となっており、効率・発電量が高いです。つまり、弱い光でも発電できるため、発電開始の時間が早まり、発電終了の時間が遅くなるという一日の発電時間・発電量が向上します。

25年後の保証値と発電量の差

 

従来のP型太陽光パネル415W「Q.ANTUM DUO」と、Q.TRONのN型太陽光パネル430W「Q.ANTUM NEO」の性能を比較するとこのようになっています。

 

モジュール変換効率の差から年間推定発電量に差が出るのはもちろんですが、同じ25年保証でも25年後の出力保証値にも差があります。

 

 

 

「Q.ANTUM DUO」は、初年度98%を保証し、2年目以降は毎年0.5%の出力低下を下限に出力保証しています。「Q.ANTUM NEO」は、初年度98.5%を保証し、2年目以降は毎年0.33%の出力低下を下限に出力保証しています。その結果、25年後の保証値には4.58%の差ができ、総発電量だと太陽光パネル1kWあたりの年間発電量を1,200kWhで算出した場合、25年間で総発電量4,710kWhの差ができます。

 

 

 

 

では、なぜ今までN型の太陽電池セルを使用していなかったかというと、技術的な課題と製造コストの問題があったからです。技術的な課題としては、市場ではP型太陽電池セルが長い間主流であり、その製造技術やプロセスがより成熟しています。一方、N型太陽電池セルの技術は比較的新しく、まだ開発途上段階にあるため、量産が難しいことが理由です。また、N型太陽電池セルの製造には、高い純度のシリコンや特殊な製造プロセスが必要とされます。これにより、初期投資や製造コストが高くなる可能性があるなど、高いハードルがあったことも理由です。

 

P型の太陽電池セルは技術的に変換効率の限界に近づいていることから、中国を中心にN型太陽電池セルの量産に乗り出すメーカーが増えてきたこと、生産ラインの最適化により製造コストがP型と比較して変わらなくなってきたことから、2024年からはN型太陽電池セルを採用するメーカーが増えていきます。その中で、ハンファジャパンのQセルズが日本住宅市場に最先端技術をいち早く投入しました。

 

 

 

まとめ

 

今回は、世界トップクラスの太陽電池モジュールメーカー「Qセルズ」を展開するハンファジャパン株式会社から、2024年4月から発売される、高効率N型太陽電池パネル「Q.TRON」を紹介しました。

 

N型太陽電池セルは高効率ながらも製造コストがかかっていたことが製品化するのに課題となっていました。その製造コストの問題も解消されてきたため、2024年からは少しずつN型の太陽光パネルが主流になっていくと予想されます。これから太陽光発電システムを導入する方はN型の太陽光パネルを選んでみてはいかがでしょうか。

 

もちろん、今回のQ.TRONの太陽光パネルに関する質問や見積りも受付けているので、もっと詳しいことが知りたい方は、質問を受け付けているので気軽に連絡ください。

 

 

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