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蓄電池

【大容量蓄電池特集】14kWh以上の家庭用蓄電池6機種

 

 

今回は、蓄電容量が14kWh以上の大容量の家庭用蓄電池を6機種紹介します!それぞれの性能や特長だけでなくメリットやデメリットも紹介しますので、これから家庭用蓄電池の導入を検討している方は、蓄電池選びの参考にしてください!

 

 

 

ニチコンESS-U4X1

 

大容量の家庭用蓄電池の1つ目は、ニチコンのESS-U4X1です。

 

単機能・全負荷タイプの蓄電池で、定格容量は16.6kWh、実際に使用できる実効容量は14.4kWhです。通常時、停電時ともに蓄電池からの最大出力は3kWです。蓄電池の寸法が横幅約100cm、高さ125cm、奥行30cmと非常に大きく、重量も236kgあるため、工事費用の中に運搬費用もかかる蓄電池です。

 

保証は無償で10年ついており、有償で5年の延長が可能です。サポートとして、気象警報・注意報との連携や翌日の天気予報から夜間充電量を調整するAI機能、メーカーの遠隔見守りサービスを受けることができます。

 

 

 

 

家庭用蓄電池にはシステム構成において、大きく2つの種類があって、一つが単機能タイプで、もう一つがハイブリッドタイプです。単機能タイプは太陽光発電用のパワコンと蓄電池用のパワコンがそれぞれあるシステム構成で、ハイブリッドタイプはそれらが一体化されているシステム構成です。

 

 

 

 

単機能タイプは既存の太陽光発電システムをそのままで、追加できるため、太陽光発電システムの保証を継続できるメリットがありますが、直流交流変換回数が多いため、電力ロスが多いことがデメリットです。

 

 

 

 

また、太陽光発電用のパワコン交換も必要となるなど、ハイブリッドタイプと比較してランニングコストはかかるため、当社ではあまりオススメはしていません。

 

 

 

 

 

オムロンマルチ蓄電プラットフォーム

 

大容量の家庭用蓄電池の2つ目は、オムロンのマルチ蓄電プラットフォーム16.4kWhです。OEM品である、長州産業のスマートPVマルチ16.4kWhも同じです。当社で常に人気の機種です。

 

こちらの蓄電池は、定格容量は16.4kWh、実際に使用できる実効容量は14.2kWhで、機器の組み合わせで、単機能・特定負荷タイプ、ハイブリッド特定負荷タイプ、ハイブリッド全負荷タイプからシステムを選ぶことができるのが特長です。通常時の最大出力は5.9kWで、停電時の最大出力は特定負荷の場合2kVA、全負荷タイプの場合4kVAです。

 

また、16.4kWh蓄電池ユニットの寸法が横幅45cm、高さ約55cm、奥行約25cmと業界最小クラスなところが特長です。ただ、蓄電池ユニットの他に、パワコン類を設置します。ハイブリッド全負荷タイプの場合、このパワコン類を3台外壁に設置するため、検討する際は外壁の設置スペースも考慮していただきたいです。

 

 

 

 

注意点としては、運転モードを自家消費優先のグリーンモードにした場合、太陽光発電の余剰電力は、蓄電池いっぱいの100%まで充電することができますが、夜間電力は最大50%までしか充電することができません。

 

この蓄電池にも、翌日の天気予報から夜間充電量を調整するAI機能が搭載されていますが、翌日が雨で発電しないとわかっていても夜間電力で50%までしか充電しません。夜間電力を50%までしか充電しない機種は16.4kWhのほかに9.8kWhと6.5kWhで、新しい蓄電池ユニットの6.3kWhと12.7kWhは、夜間電力を100%まで充電することができます。

 

 

 

 

 

HUAWEI LUNA2000

 

大容量の家庭用蓄電池の3つ目は、HUAWEI LUNA2000の15kWhです。実際に使用できる実効容量が15kWhです。

 

ハイブリッドタイプの蓄電池で、トランスユニットの有無で特定負荷と全負荷を選ぶことができます。新しいパワコンではトランスユニット内蔵としたため、取り付ける機器が少なくなりました。最大出力は、通常時、停電時ともに4.95kWです。

 

この蓄電池の最大の特長は、蓄電池ユニットが業界で最も薄く省スペースでも設置することができるところです。横幅約65cm、高さ約100cm、奥行15cmです。サイクル数は12,000と長寿命で、保証は無償で10年ついており、有償で5年の延長が可能です。EMMAと呼ばれる電気代節約のためのAI機能が現在実証実験中で2024年内には正式に搭載される予定です。

 

低温になると充放電動作が遅くなるリン酸鉄系のリチウムイオン電池ですが、ヒーターを内蔵しており、-20℃になる地域でも設置することができます。

 

 

 

 

デメリットは、パワコンの入力回路数が2つと少ないところです。南・東・西の3方向以上に太陽光パネルを設置してあるご家庭ではすべての太陽光パネルを接続することができません。パネルを設置している面が2方向までの屋根に限定されてしまいます。

 

ただ、このデメリットも新型パワコンから入力回路数が3つになり、南・東・西の3方向に太陽光パネルを設置してあるご自宅の屋根にも対応することができるようになっています。

 

 

 

 

 

ニチコントライブリッド蓄電システム

 

大容量の家庭用蓄電池の4つ目は、ニチコントライブリッド蓄電システムの14.9kWhです。実際に使用できる実効容量は12.8kWhです。

 

当社でも人気の機種の1つで、14.9kWhは7.4kWhの蓄電池ユニットを2つ設置した蓄電池システムです。基本は屋内設置ですが、屋外設置用ケースをつけることで、屋外設置することもできるなど、様々な蓄電容量や設置環境に対応できます。

 

また、先に蓄電池ユニット1台だけ設置しておいて、もう少しほしい場合はあとからもう1台追加することができます。ハイブリッド・全負荷タイプの蓄電池で、通常時、停電時ともに最大出力は5.9kWです。

 

最大の特長は、トライブリッドという名前の通り、V2Hスタンドを追加できるところです。

 

トライブリッドシステムのV2Hは、同じニチコンのEVパワーステーションと異なり、太陽光発電した電力を直流のまま電気自動車へ充電できるため、電力ロスが少なく、効率良く電気代節約することができます。保証も機器保証が無償で15年ついているだけでなく、自然災害補償も10年無償でついています。サポートとして、気象警報・注意報との連携や翌日の天気予報から夜間充電量を調整するAI機能、メーカーの遠隔見守りサービスを受けることができます。

 

 

 

 

デメリットを挙げるなら、蓄電池を屋外へ設置するときに必要となる屋外設置用ケースなどのオプション品の価格が高いところです。屋外設置で検討されている方は、屋外設置専用のOEM品、長府工産株式会社のLiB Tower Plusを選ぶ方が安く導入できますのでオススメです。

 

 

 

 

 

ダイヤゼブラ電機アイビス7

 

大容量の家庭用蓄電池の5つ目は、ダイヤゼブラ電機のアイビス7の14kWhです。OEM品である、長州産業のスマートPVプラスも同じです。

 

こちらの蓄電池も7kWhの蓄電池ユニットを2つ設置した蓄電池システムです。ハイブリッド・全負荷タイプの蓄電池で、定格容量は14.08kWh、実際に使用できる実効容量は12.4kWhです。最大の出力は、通常時、5.5kW、8.0kW、9.9kWの機種があります。停電時は5.5kWです。

 

蓄電池ユニットの寸法が、横幅約60cm、高さ約100cm、奥行約45cm、重量が130kgと、容量7kWhの割には大きくて重いため、それを2台設置するとなるとそれなりの設置スペースが必要です。

 

 

 

 

この蓄電池のメリットは、ハイブリッドパワコンに9.9kW出力の機種があるところです。これにより、太陽容量の太陽光パネルを設置しても、このパワコン1台で対応することができます。

 

ほとんどのハイブリッドパワコンは5.9kW出力で10kW程度の太陽光パネルを接続する場合は、4kW出力のパワコンがもう1台必要となります。そのため、システム全体の価格が高くなるだけでなく、パワコン追加の分、工事費用も高くなります。

 

 

 

 

 

京セラエネレッツァプラス

 

大容量の家庭用蓄電池の6つ目は、京セラのエネレッツァプラス16.5kWhです。

 

こちらの蓄電池は5.5kWhの蓄電池ユニットを3つ設置した蓄電池システムです。ハイブリッド・全負荷タイプが基本で、単機能タイプとしても使うことができます。

 

定格容量は16.5kWh、実際に使用できる実効容量は14.1kWhです。最大の出力は、通常時が5.9kWで、停電時は6.0kVAです。蓄電池ユニット1台の寸法が、横幅約50cm、高さ約55cm、奥行約30cmとコンパクトです。ただ3台設置となるとそれなりの設置スペースが必要です。

 

 

 

 

この蓄電池のメリットは、業界トップの20,000サイクルの長寿命なところです。長寿命であれば、単に長く使うことができるだけでなく、劣化が少ないため利用できる容量も大きくなります。

 

また、システムには通信モデムがついていて、LTE無線通信によりメーカーのサーバと接続し、保証期間の15年間無料で見守りサービスを受けることができます。ご自宅にインターネット環境がないご家庭でも安心して使用することができます。

 

 

 

 

京セラエネレッツァの部品は100%国内製造です。他社では、電池部分を国内で製造していても、それ以外の部品を海外で製造していることがほとんどです。エネレッツァはすべての部品を国内で製造しており、国内製造したデータを蓄積することで品質を管理しています。

 

また、機器保証はリモコンを除いて15年、自然災害補償10年がついています。リモコンの保証は5年です。蓄電池容量については、50%以上を15年保証しています。

 

 

 

 

まとめ

 

今回は蓄電容量が14kWh以上の大容量の家庭用蓄電池を6機種紹介させていただきました!オール電化のご自宅や電気自動車などを導入しているご家庭など、電気を多く使うご家庭は蓄電池を選ぶ際の参考に少しでもなれば嬉しいです!その他の蓄電池についても当社ホームページに使用や特長をまとめておりますのでぜひご覧ください!

 

また、ライフスタイルにあった機種の提案や電気料金プランの紹介など、トータルサポートも実施しています。蓄電池選びで困っていることや当社へご興味のある方はお気軽に連絡ください!

 

 

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