今回は、ハンファジャパンから新しく発売される太陽光パネル「Re.RISE-G3」の仕様や性能について解説していきます！

 

今やご家庭の節電対策として普及が進んでいる太陽光発電システムですが、非常に高価な買い物なので、失敗したくないですし、できるだけ高効率で、かつ長く使うことができるものを選びたいです！現在、太陽光発電の導入を検討している方にとって、太陽光パネルの選択に役立つ情報をお届けしますので、最後までお楽しみください！

 

 

 

 

まずは、現在販売されているQセルズシリーズのQ.TRONの販売終了についてお伝えします。2024年4月に発売されたQ.TRONですが、2025年1月をもって販売終了となります。特に285Wのパネル設計と見積もりは10月15日まで、430Wのパネルは12月31日までとなっており、最終的な発注期限は2025年1月、そして最終出荷は2025年3月を予定しています。

 

 

 

 

Re.RISE-G3の販売スケジュールと特徴

 

 

Q.TRONの後継機種として、ハンファジャパンが新たにリリースするのが「Re.RISE-G3」です。この新しいシリーズは、2024年9月から設計と見積もりが開始され、11月から出荷が始まります。

 

ハンファジャパンのRe.RISEは日本市場の多様なニーズに応えるため、日本の住宅に特化した日本市場限定のハンファジャパンオリジナルブランドです。今回は新しく発売するRe.RISE-G3を販売終了するQ.TRONと比較する形で紹介いたします。

 

 

 

 

まずは、Re.RISE-G3のラインナップについて紹介いたします。

 

Re.RISE-G3は、440Wと290Wの2種類のパネルをラインナップしており、これらを組み合わせて柔軟に設置することが可能です。屋根の形状やサイズに合わせて、最適な配置ができるのが大きな魅力です。特に、日本の住宅においては屋根の形状が多様であるため、こうした柔軟な対応力は大きなメリットとなります。

 

 

 

 

Re.RISE-G3の2種類のパネルサイズは、Q.TRONのパネルサイズと同じで、具体的には、440Wのパネルサイズは1722mm×1134mm、290Wのパネルサイズは1722mm×766mmとなっており、新築でQ.TRONを考えていた方は、そのまま置き換えができます。

 

 

 

 

モジュール変換効率とバックコンタクト構造

 

Re.RISE-G3の特長は、高いモジュール変換効率にあります。440Wのパネルは22.5%、290Wのパネルは22.0%の変換効率を誇り、これはそれぞれQ.TRONの430Wや285Wのパネルよりもさらに向上しています。この高い効率を実現するために、新たに採用されたのが「バックコンタクト構造」です。バックコンタクト構造によって、高効率、低照度特性、美観性の3つの特長を持つことができます。バックコンタクト構造とは、太陽光パネルの表面にバスバーと呼ばれる配線がなく、太陽電池セルの裏面に配線を配置する構造です。バスバーがない分だけ、同じパネルサイズでも多くの太陽光を取り込むことができ、発電効率が向上します。また、表面にバスバーがあることで低い入射角度で入ってきた場合に若干の影ができ、発電ロスが起きていましたが、バックコンタクト構造によりその影もできない分、発電性能が向上します。

 

 

 

 

さらに、バックコンタクト構造の採用により、低照度特性も大幅に改善されています。曇りの日や早朝・夕方など、低照度での発電でも約2%向上します。これは、日射条件が不安定な日本の気候において、大きな利点となります。

 

 

 

 

見た目の美観性も忘れてはいけません。バスバーがないことで、パネル全体が一体感を持ち、外観が非常にスッキリとして美しくなります。屋根の上に設置された際の見た目も重要なポイントですよね。

 

 

 

 

保証期間と出力保証

 

次に、保証期間と出力保証についてお話ししましょう。Re.RISE-G3は、25年間の出力保証が付いています。この保証期間は、Q.TRONと同様ですが、出力保証の値に若干の違いがあります。Re.RISE-G3は、初年度の出力保証値が98.5%で、2年目以降は年間0.4%の劣化率で25年後には88.9%の出力保証値となります。一方で、Q.TRONは2年目以降の劣化率が年間0.33%で、25年後の出力保証値が90.58%となっています。この点では、Q.TRONがやや優れているものの、Re.RISE-G3の優れた変換効率と新技術の採用によって、全体的な性能バランスは非常に高いと言えます。

 

 

 

 

まとめ

 

今回ご紹介したように、QセルズシリーズのQ.TRONが2025年1月をもって販売終了し、新たに「Re.RISE-G3」が登場します。

 

Q.TRONの持つ魅力を引き継ぎながらも、Re.RISE-G3は新しい技術と高い効率性を兼ね備えた製品となっています。特にバックコンタクト構造を採用することで、発電効率の向上や美観性の向上が図られており、今後の太陽光発電の主力製品として期待が高まります。

 

実は、Qセルズシリーズは海外市場向けに同じ440Wの太陽光パネルで販売が継続されます。希望があれば日本でもQセルズシリーズの導入が可能ですが、Re.RISEシリーズと比較して価格が高くなるため、出力保証値にこだわりがある方以外は、コストパフォーマンスの面でもRe.RISE-G3は非常に魅力的な選択肢となります。

 

今回のRe.RISE-G3の太陽光パネルに関する質問や見積りも受付けているので、お気軽に連絡ください。

 

 

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