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蓄電池

【蓄電池の選び方】消費電力が高い暖房器具と相性の良い家庭用蓄電池とは?【主要蓄電池メーカーの機種を比較】

 

 

寒い季節になると、どうしても電気代が気になりますよね?特に、暖房器具をたくさん使う家庭では、その影響を大きく感じる方も多いと思います。

 

そこで今回のテーマは 「暖房器具と相性のいい蓄電池」 についてです!暖房器具の消費電力を考慮したうえで、どんな蓄電池を選べば効率的なのかを解説していきます。最後までご覧いただくと、蓄電池選びの重要なポイントがバッチリわかる内容となっていますので、ぜひ最後までお付き合いください!

 

 

 

 

 

暖房器具と電力消費の実態

 

まず最初に、暖房器具がどれだけ電力を消費するのかを考えてみましょう。たとえば、以下のような暖房器具が挙げられます。

 

これらの暖房器具は、特に寒い朝方や日が沈んだ後の夜間に使うことが多いですよね。この時間帯は太陽光発電ができないため、蓄電池から電力を供給することが重要になります。しかし、ここで注意しなければならないポイントが一つあります。それは「蓄電池ユニットの放電出力」です。

 

 

 

 

 

放電出力が重要な理由

 

蓄電池を選ぶ際に、容量だけを気にする方も多いのですが、実は蓄電池ユニットからの「放電出力」も非常に重要なポイントです。放電出力とは、簡単に言えば「どれだけ一度に電力を供給できるか」という性能のこと。

 

たとえば、放電出力が3kWの蓄電池を使っている場合、3,000W分の電力を同時に供給できます。一方で、放電出力が1.5kWの蓄電池では、1,500W以上の電力が必要になると不足分を買電することになります。暖房器具を複数同時に使用すると、簡単に2,000~3,000Wを超えてしまうケースもあります。そのため、放電出力が低い蓄電池だと結局電力会社からの買電が必要となり、思ったような節約効果が得られないのです。

 

 

 

 

 

暖房器具と相性のいい蓄電池の特徴

 

暖房器具と相性がいい蓄電池にはどんな特徴があるのでしょうか?ポイントは以下の3つです。

 

1つ目は「200V対応であること」です。暖房器具は消費電力が高いだけでなく、電圧値が200Vでないと動作しないものもあります。おうちで使っている暖房器具が200Vで動いている場合は、蓄電池も200V出力できる機種を選ぶ必要があります。

 

2つ目は「放電出力が高いこと」です。少なくとも3kW以上の放電出力がある蓄電池を選ぶと安心です。特に、エアコンやファンヒーターのように高出力の暖房器具を使う場合、これが重要になります。

 

3つ目は「容量も十分であること」です。放電出力だけでなく、容量も考慮しましょう。消費電力が高いということは長時間使うと消費電力量も多くなります。

 

 

 

実際の選び方のポイント

 

では、具体的にどんな製品を選べばいいのか、選び方のポイントをまとめてみました。

 

まずは、「放電出力は最低でも3kW以上のものを選ぶこと」。暖房器具を安心して使うためには、最低でもこれくらいの出力が必要です。ただし、ここで注意点があります。

 

蓄電池の放電出力は、気温によって変化するということです。特に寒い季節では、蓄電池に使用されているリチウムイオン電池の特性上、周囲温度が低いと放電出力が下がります。たとえば、スペック表で「最大3kW」とされている蓄電池でも、冬の寒い環境下では3kWを出力できないことがほとんどです。この点を考慮し、余裕を持った選択が重要です。

 

また、「容量は10kWh以上が理想」です。もちろん大容量にしても太陽光発電の余剰電力を十分に充電できることが前提ですが、10kWh未満の蓄電池だと、冬場は寝る前に蓄電池の残量が空っぽになると思います。夜間の使用がメインになる場合、容量が大きいほど安心感があります。

 

最後に「メーカーの保証内容を確認する」ことです。長期間使う蓄電池ですから、保証期間が長い製品を選ぶことも大切です。特に放電出力が高いモデルは負荷がかかるため、保証内容が充実しているメーカーを選びましょう。

 

 

 

主要メーカーの蓄電池放電出力の比較

 

最後に、主要メーカーの蓄電池の放電出力をいくつかご紹介します。

 

黒文字の3.0kWを基準に、3kW未満を赤文字、3kW超を青文字にしています。注意していただきたいのは、同じメーカー、同じ機種でも蓄電池容量によって放電出力値が違うということです。また、通常時の放電出力値と停電時の放電出力値が異なる機種があることです。

 

このように、蓄電池ごとに放電出力の性能が異なります。暖房器具を多く使うご家庭では、放電出力の高いモデルを選ぶことで、電力の不足を防ぎつつ快適に使用することができます。

 

 

 

 

 

購入前の注意点

 

ここで一つ、注意点もお伝えしておきます。それは、「蓄電池の性能を過信しないこと」。たとえば、放電出力が高くても、家庭内で消費電力が急激に上がった場合、一時的に買電が必要になることもあります。

 

また、蓄電池の設定や運用方法によっては効率が落ちてしまう場合もあります。購入後は、専門業者と相談しながら運用プランを立てることをおすすめします。

 

 

 

まとめ

 

最後に、結論をまとめます!暖房器具と相性のいい蓄電池を選ぶなら、放電出力が高いモデルを選ぶのが最重要ポイントです!特に、朝方や夕方以降の太陽光発電ができない時間帯に、蓄電池だけで電力を賄うためには、放電出力が3kW以上のモデルがおすすめです。また、容量や保証内容なども併せて検討することで、より効率的で快適な電力管理が可能になります。

 

いかがでしたか?「我が家の蓄電池はどうだろう?」と思った方は、一度蓄電池のスペックを確認してみてください。暖房器具をたくさん使うご家庭ほど、放電出力の高さが節電のカギになります!もちろん、蓄電池の設置だけでなく、設置後も上手に使えるようアフターフォローを重視している方は、見積りも受け付けていますので、お気軽に連絡ください。

 

 

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