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【導入するならどっち?】家庭用蓄電池とV2H+電気自動車(EV)のメリットとデメリットから向いているご家庭を徹底解説!

 

 

最近、電気料金の値上げや割引の廃止が相次いでいますね。ニュースを見るたびに「またか!」とため息をついている方も多いのではないでしょうか?電気料金の高騰に加え、その変動の激しさが、家計に不安を感じさせる大きな要因になっています。

 

そんな中、ユーニヴァースでは、太陽光発電と家庭用蓄電池、もしくはV2H+電気自動車を組み合わせることで、できるだけ電気を「買わない」、電力会社に「頼らない」生活を提案しています。これによって電気代を抑えつつ、電気料金を安定化させる方法を皆さんにお伝えしてきました。そのおかげか、最近はたくさんのお問い合わせをいただいております!

 

中でもよくあるのが、「太陽光発電を導入するけど、余剰電力の行き先を家庭用蓄電池にするか、それともV2H経由で電気自動車にするか迷っています」というご相談です。そこで今回は、家庭用蓄電池とV2H+電気自動車、それぞれのメリット・デメリットを徹底解説!どんなご家庭に家庭用蓄電池が向いているのか、どんなご家庭にV2H+電気自動車が向いているのかを分かりやすくお伝えしていきます。

 

 

 

家庭用蓄電池のメリットとデメリット

 

まず、V2H+電気自動車に対して家庭用蓄電池を選ぶ場合のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

 

家庭用蓄電池のメリットの1つは、導入費用です。V2Hと電気自動車にかかる費用よりも導入費用を抑えることができます。ただし、すでに電気自動車を所有している場合は、V2H機器を導入するだけで済むため、家庭用蓄電池よりもコストが抑えられる可能性があります。

 

もう1つのメリットは、設置後に特別な操作を必要とせず、そのままで電気代削減することができるところです。また、停電時には、V2Hのように電気自動車の有無に関わらずバックアップ電源としてすぐに機能します。停電にあると自動的に蓄電池の電力に切り替わるため、電気製品の取扱いが苦手なご家族がいる場合でも安心です。

 

一方で、蓄電池のデメリットの1つは、電気自動車に比べてバッテリー容量が小さいところです。日々の電気代削減や短期的な停電に対しては十分かもしれませんが、長期的な停電の対策として導入を考える場合は不向きです。また、家庭用蓄電池はご自宅への電力供給に特化しているため、電気自動車のような移動手段など、他の用途では使用することはできません。

 

 

 

V2H+電気自動車のメリットとデメリット

 

次に、家庭用蓄電池に対してV2H+電気自動車を選ぶ場合のメリットとデメリットについて見ていきます。

 

V2H+電気自動車を導入するメリットの1つは、バッテリー容量が大きいところです。そのため、家庭用蓄電池では対応できない長期的な停電の対策になります。さらに、ベースは自動車ですので、ご自宅への電力供給だけでなく、移動手段としても活用できる多機能性があるところもメリットです。電気自動車を太陽光発電した電気や、割安な夜間電力で走行することで自動車としてのランニングコストを下げることができます。

 

 

 

 

一方で、V2H+電気自動車のデメリットの1つに、変換ロスが大きいところが挙げられます。太陽光発電システムのパワーコンディショナの変換ロスは4%~5%程度ですが、V2Hの変換ロスは7~9%程です。また、V2Hと電気自動車間にも、車種によって電力ロスが発生します。

 

そのため、太陽光発電の余剰電力を充放電して活用する分にはいいですが、割安だと思って夜間電力を電気自動車へ充電して、その電力をおうちへ放電すると、電力ロスがあまりにも大きすぎるため、効率よく利用できるとは言い難いです。高くても昼間の電力を買って使った方が、経済メリットはあると思います。当社ではV2Hによる夜間充電をおすすめしていません。

 

 

 

 

また、太陽光発電している日中に電気自動車がご自宅にないと、もちろん太陽光発電の余剰電力を充電できません。V2Hと組み合わせる電気自動車はセカンドカー的な位置づけである必要があります。そうすると電気自動車を日中、ほとんど動かせないため、移動手段としては制限がかかります。

 

さらに、家庭用蓄電池に比べると手動で操作する場面が多いのもデメリットと言えるかもしれません。家庭用蓄電池は設置後に設定を変えることはほとんどありませんが、V2H+電気自動車の場合は、V2Hと電気自動車間の充放電ケーブルを抜き差しする必要があります。ケーブルを挿し忘れると充電も放電もしないため要注意です。

 

家庭用蓄電池とV2H+電気自動車のメリットとデメリットは以上です。では、どんなご家庭に家庭用蓄電池が、どんなご家庭にV2H+電気自動車が向いているのでしょうか。まずは家庭用蓄電池が向いているご家庭について解説いたします。

 

 

 

家庭用蓄電池が向いているご家庭

 

家庭用蓄電池に向いているご家庭は、太陽光発電した電気を効率良く使って、電気代削減をしたいご家庭です。

 

家庭用蓄電池は、刻一刻と変化する太陽光発電の出力やご自宅の消費電力にあわせて、充電や放電をコントロールするのはもちろん、電気自動車のように切り離されることがないため、太陽光発電した電気や割安な夜間電力を効率よく利用することができます。

 

また、停電時も自動で切替わって自立運転するため、太陽光発電や蓄電池についてよくわからないというご家族の方がいても問題ありません。つまり、電気代削減も停電対策も何もする必要がないため、導入後に設定や操作するのが手間だと感じる方、ご家庭におすすめです。また、移動手段として電気自動車を買う予定は一切ないご家庭も、家庭用蓄電池の方がトータルで導入費用がかからないためおすすめです。

 

 

 

V2H+電気自動車が向いているご家庭

 

一方で、V2H+電気自動車に向いているご家庭は、電気自動車を移動手段と電気代削減手段の二刀流として考え、効率的に使用できるご家庭です。

 

特に、太陽光発電する日中に電気自動車はご自宅にあって、夕方以降に電気自動車を移動手段として使うセカンドカーを所有するご家庭は相性がいいでしょう。太陽光発電した電気や割安な夜間電力を使用して、電気自動車を運転するご家庭もむいています。

 

また、「正直、家庭用蓄電池の容量じゃ全然足りない!」と考えている方、長期的も想定される停電のときのためにとにかく大容量のバッテリーがほしいと考えている方、ご自宅の使用電力量が多いご家庭にもおすすめです。この場合、太陽光発電システムも電気自動車のバッテリー容量に見合った容量を設置する必要があります。

 

最後に、どちらに絞るべきか悩んでいる方へのアドバイスです!今後のことを考えると家庭用蓄電池とV2H+電気自動車のどちらにも絞ることができない方は、ニチコンのトライブリッドシステムのようにパワコン1つで、蓄電池にもV2Hにも接続できるシステムがあります。まずは、蓄電池だけ導入しておいて、電気自動車を購入するタイミングでV2Hを増設することもできるため、選択肢に入れておくことをおすすめいたします。選択肢を広げておくことで、将来のライフスタイルやニーズの変化に柔軟に対応することができます。

 

 

 

まとめ

 

今回は、家庭用蓄電池とV2H+電気自動車、それぞれのメリット・デメリットを解説し、どんなご家庭に家庭用蓄電池が向いているのか、どんなご家庭にV2H+電気自動車が向いているのかを分かりやすく解説いたしました。

 

これから太陽光発電システムの導入を検討されている方、すでに導入済みの方、さらには新築を考えている方にとって、参考になったら嬉しいです!

 

もちろん、家庭用蓄電池やV2Hの設置が目的じゃない!設置後も上手に使って電気代削減を目的としている方に向けたアフターフォローを重視している方は、見積りも受け付けていますので、お気軽に連絡ください。

 

 

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