ブログ・YouTubeBlog & Youtube
オール電化
太陽光発電
蓄電池
↑↑画像クリックで動画再生
中部電力が2022年4月1日から夜間電力の値上げを発表しました!
【令和4年度国の蓄電池に対するDER補助金】詳細はこちら
最近は、電気代だけでなく、ガソリン代や食料品などの価格がどんどん高くなってきています。そんな中でも私たちの見方だった節約術の1つ夜間電力も値上げすることが決まってしまいました。
夜間電力が上がるのは、中部電力の2016年に新規加入受付を終了した旧電力プランで、Eライフプラン、タイムプラン、ピークシフト電灯プラン、わくわくホットプラン、低圧深夜電力プラン、第2深夜電力プランです。どの電力プランも夜間電力が1kWhあたり2.19円上がり、13.7円から15.89円になります。新規加入できるスマートライフプランの夜間電力が16.30円なので、その差が1円未満となりました。また、エコキュートなどの需要の少ない深夜に運転する機器に対して実施していた割引も廃止となりました。その一方で、昼間の電力が1kWhあたり2.30円下がります。
各電力プランの詳細と、これら価格の変更が、エコキュートや太陽光発電、家庭用蓄電池を導入されているご家庭にどのような影響があるのか順番に説明させていただきます。
中部電力の旧電力プランの価格見直し価格
【Eライフプラン】
Eライフプランは、昼間の電力が1kWhあたり2.30円下がり、36.27円から33.97円になります。夜間電力が1kWhあたり2.19円上がり、13.7円から15.89円になります。また、1kVAにつき176円の割引があった5時間通電機器割引と、1kVAにつき154円の割引があった通電制御型蓄熱式機器割引が廃止になります。オール電化割引は引き続き継続されます。
【タイムプラン】
タイムプランは、昼間の電力使用量が90kWhを超えると1kWhあたり2.30円下がり、90kWhから230kWhまでは29.87円から27.57円に、230kWhからは33.00円から30.70円になります。夜間電力が1kWhあたり2.19円上がり、13.7円から15.89円になります。また、タイムプランも5時間通電機器割引と通電制御型蓄熱式機器割引が廃止になります。
【ピークシフト電灯】
ピークシフト電灯は、昼間の電力使用量が90kWhを超えると1kWhあたり2.30円下がり、90kWhから230kWhまでは29.87円から27.57円に、230kWhからは33.00円から30.70円になります。さらにピーク時間である7月1日~9月30日の13時~16時は、1kWhあたり10円下がり、58.52円から48.52円になります。夜間電力が1kWhあたり2.19円上がり、13.7円から15.89円になります。ピークシフト電灯プランも5時間通電機器割引と通電制御型蓄熱式機器割引が廃止になります。
わくわくホットプラン、低圧深夜電力プラン、第2深夜電力プランはこのようになっています。
価格見直しの理由
今回の価格見直しの理由について説明すると、Eライフプランなどの電力プランはもともと、電力需要が多い昼間に燃料費が割高な発電所の追加運転が必要となることから、電力需要を夜間にシフトするためつくられた電力プランです。昼間の電力単価を割高に設定する一方、需要が少ない夜間の電力単価を割安にしたり、エコキュートなどの需要の少ない深夜に運転する機器に対して割引したりしていました。
このような電力プランの効果や、近年の太陽光発電の導入拡大などによって、昼間の電力需要が減少したものの、エコキュートなどの普及によって夜間の需要が増加したことから、今回、その電力需要に応じた電力単価に見直すこととなったということです。
価格見直しの影響
では、この価格見直しの影響はどうなのか、エコキュートと太陽光発電、家庭用蓄電池にわけて説明します。
【エコキュート】
エコキュートを設置されているご家庭では、夜間電力が値上がりした分だけ電気代も上がります。4人家族で4kVAの契約の場合、1日のエコキュートの消費電力量が5kWhとすると、5kWh×365日×2.19円で約4,000円と、通電制御型蓄熱式機器割引の154円×4kVA×12か月で約7,000円の合計約11,000円、年間の電気代が上がります。
もしご自宅に太陽光発電の設備があったら、この機会に太陽光発電の余剰電力で少しでも沸き上げをすると、この影響は少なくなります。
【太陽光発電と蓄電池】
太陽光発電を設置されているご家庭では、雨や曇りなどの発電量が少ない日に昼間の高い電力を買っていましたが、昼間の電力単価は安くなったので、太陽光発電のデメリットの1つが少し良くる感じです。家庭用蓄電池を設置されているご家庭では、夜間と昼間の電力単価の差が小さくなったので、夜間を貯めた電力を電力単価の高い昼間に利用するという経済効果が低くなります。
まとめ
今回は、中部電力の旧電力プランの価格見直しについて説明させていただきましたが、各ご家庭で電気代は毎年上がっていくと予想されます。大きな変化をする必要はありませんが、電化製品を買い換えるときは、設備費用、設置費用だけでなく、設置後のランニングコストの違いにもしっかりと注目していただきたいです。
省エネ設備のことでこんなことに悩んでるという方は、気軽に連絡ください。
【令和4年度国の蓄電池に対するDER補助金】詳細はこちら
お問い合わせはこちら