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東京電力が2022年10月1日から夜間電力の値上げなどの電気料金の見直しを発表しました!
中部電力では一足早く、Eライフプランなどの旧電力プランの料金見直しで4月から価格が変更となりますが、東京電力でもこの電気料金の見直しで安い夜間電力を活用する効果が減ってしまいします。
東京電力で夜間電力が上がるのは、新規加入受付を終了した旧電力プランで、電化上手、おトクなナイト8、おトクなナイト10、ピークシフトプラン、深夜電力A・B、第2深夜電力、再エネおあずかりプランです。
電化上手やおトクなナイト8などでは、夜間電力が1kWhあたり2.64円上がり、12.48円から15.12円になります。また、エコキュートなどの需要の少ない深夜に運転する機器に対して実施していた割引も廃止となりました。その一方で、昼間や朝夕方の電力が0.5円~5円下がります。
各電力プランの詳細と、これら価格の変更が、エコキュートや太陽光発電、家庭用蓄電池を導入されているご家庭にどのような影響があるのか順番に説明させていただきます。
東京電力の旧電力プランの価格見直し
【電化上手】は、昼間の電力が夏季は1kWhあたり5.28円下がり、39.44円から34.16円になります。夏季以外は1kWhあたり1.65円下がり、32.32円から30.67円になります。朝晩も1kWhあたり0.55円下がり、26.49円から25.94円になります。夜間は1kWhあたり2.64円上がり、12.48円から15.12円になります。
また、1kVAにつき253円の割引があった5時間通電機器割引と、1kVAにつき154円の割引があった通電制御型蓄熱式機器割引が廃止になります。オール電化割引は引き続き割引率5%、上限2,200円が継続されます。
【おトクなナイト8】は、昼間の電力使用量が1kWhあたり2.4円~3.69円下がります。夜間は1kWhあたり2.64円上がり、12.48円から15.12円になります。
【おトクなナイト10】は、昼間の電力使用量が1kWhあたり2.48円~3.81円下がります。夜間は1kWhあたり2.53円上がり、12.73円から15.26円になります。
また、【おトクなナイト8】【おトクなナイト10】ともに、電化上手と同様、通電機器割引と通電制御型蓄熱式機器割引が廃止になります。
ピークシフトプラン、深夜電力A・B、第2深夜電力は次のようになっています。
今回の価格見直しの理由を説明すると、電化上手などの料金プランは、電気の使用が集中する昼間から、使用が少ない夜間への移行を進めるためにつくられた電力プランです。
それが、近年の太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーの導入拡大など、社会におけるカーボンニュートラルへのシフトにより、昼間と夜間における電力コストの差が縮まったことから、今回その電力需要に応じた電力単価に見直すこととなったということです。
では、この価格見直しの影響はどうなのか、エコキュートと太陽光発電、家庭用蓄電池にわけて説明します。
エコキュートを設置されているご家庭では、夜間電力が値上がりした分だけ電気代も上がります。4人家族で4kVAの契約の場合、1日のエコキュートの消費電力量が5kWhとすると、5kWh×365日×2.64円で約4,800円と、通電制御型蓄熱式機器割引の154円×4kVA×12か月で約7,000円の合計約11,800円、年間の電気代が上がります。
もしご自宅に太陽光発電の設備があったら、この機会に太陽光発電の余剰電力で少しでも沸き上げをすると、この影響は少なくなります。
太陽光発電を設置されているご家庭では、雨や曇りなどの発電量が少ない日に昼間の高い電力を買っていましたが、昼間の電力単価は安くなったので、太陽光発電のデメリットの1つが少し良くる感じです。
家庭用蓄電池を設置されているご家庭では、夜間と昼間の電力単価の差が小さくなったので、夜間を貯めた電力を電力単価の高い昼間に利用するという経済効果が低くなります。
最後に、今回私が注目しているのが、現行のスマートライフプランとの比較です。電化上手では、夜間電力が15.12円に上がり、昼間の電力が30.67円で、朝晩の電力が25.94円に下がりました。
スマートライフプランと比較すると、夜間電力はまだ2.5円以上お得ですが、スマートライフプランでは夜間以外が25.8円と電化上手のプランと比べて安いため、ライフスタイルによっては、この機会に料金プランの変更を検討した方がいいです。東京電力のサイトで、試算、シミュレーションができるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回は、東京電力の旧電力プランの価格見直しについて説明させていただきました。電気代は毎年上がっていくと予想されます。すぐに何かする必要はありませんが、電化製品を買い換えるときは、設備費用、設置費用だけでなく、消費電力をしっかり確認するなど、設置後のランニングコストの違いにもしっかりと注目していただきたいです。省エネ設備のことでこんなことに悩んでるという方は、気軽に連絡ください。
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